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フィリピン・マニラで開催された「APEC首脳・閣僚会議 2015」をまとめ!
2015年11月21日更新
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11月16日(月)~11月19日(木)の4日間、フィリピン・マニラで、

「APEC首脳・閣僚会議」が開催されました。

 

開催を終えて改めて、

 

①どの国と地域が参加したのか?

②議論の主なテーマは?

③開催にあたりフィリピン国内でどんな問題が起こったか?

 

以上3点について、簡単に情報をまとめました。

 

◆そもそも「APEC」って?どの国と地域が参加してるの?

 

The Asia-Pacific Economic Coorperation (アジア太平洋経済協力)の略称。

1989年、アジア太平洋地域の国々の経済発展を目的として結成された

国際機関で、21の国と地域で構成されています。

今回の首脳会議に欠席者はおらず、各国首脳21名が一堂に会しました。

加盟国一覧:

オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、台湾、インドネシア、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、韓国、タイ、アメリカ、ベトナム

APEC 加盟国地図

(画像)APEC加盟国地図 (APEC 2015公式サイトより)

(写真)21の国と地域の首脳が集結 (APEC 2015公式サイトより)

 

 

◆APEC2015で各国首脳たちが議論したテーマは?

 

メインテーマは、

「Building Inclusive Economies, Building a Better World」

このテーマのもとに、以下の4点について議論が行われました。

① Enhancing the Regional Economic Integration Agenda

(APEC加盟国間の経済一体化の促進)

APECに参加する21の国と地域の経済を統合し、アジア太平洋地域全体を

自由貿易圏とする構想(FTAAP)について。

 

 

② Fostering Small and Medium Enterprise’ Participation in

Regional and Global Markets

(中小企業の市場参入の促進)

経済発展の起爆剤になりうる力を持った「中小企業」に、

いかに市場で活躍してもらうかについて。

 

 

③ Investing in Human Capital Development

(優れた人材を育成するための投資)

 

国の枠組みを超えた、経済発展に資する優れた人材を育成するための

教育プログラムの策定等について。

 

 

④ Building Sustainable and Resilient Communities

(持続可能で回復力のある経済コミュ二ティ作り)

 

目まぐるしく変化する自然環境や、大きな災害に対して柔軟に対応できる

コミュ二ティの創設について。

 

また以上の4点に加えて、11月13日(金)に発生したパリでの無差別テロを受け、

「過激化するテロリズムへの対応」についても議論がなされました。

 

テロリズムへの対応について各国首脳は、国際協力をより強固にする必要があると

述べるとともに、「『経済成長』はテロや過激派を生む原因を根絶する、

最も有効な手段の一つである」と述べています。

 

(写真)フィリピン、アキノ大統領 (APEC 2015 公式サイトより)

 

 

◆開催にあたり、フィリピン国内で起こった問題は?

フィリピン国内ではAPEC期間中、各国首脳たちの安全や、会議の円滑な

進行のため様々な規制が実施されました。

突然の通達も多く、様々な問題が。

 

①APEC用レーンの設置、大規模な通行止め

 

各国首脳たちの移動をスムーズにするために、APEC専用レーンが設置される

とともに、主要道路が通行止めになり、交通は大混乱。

渋滞で車が動かず、炎天下の中、目的地まで徒歩で向かう人の姿が多く見られました。

通勤、帰宅困難者も数知れず…

 

04_APEC_Traffic_CNNPH

(写真)大渋滞を横目に、APEC専用車両がAPECレーンを走り抜ける(EDSA通り)

(CNN Philippines より)

 

 

②航空会社各社に損失

 

政府の突然の通達で、多くのフライトを欠航とした航空会社も大打撃。

今回のAPEC開催にあたり、

フィリピン航空は、8億7,000万ペソ(約22億6000万円)

セブパシフィックは、4億ペソ(約10億4,000万円)、の損害を被ったと発表しています。

 

 

③APEC開催に反対するデモの発生

 

10億ペソにのぼる多額の開催費用、通行止めなど市民生活への多大な影響に

対する抗議のため、多くのフィリピン国民が抗議デモに参加し、警官と衝突。

多数の逮捕者やけが人も出ています。

警察側が「ケイティ・ペリー」の曲を大音量で流し、デモ隊の士気を下げようとした、

ということも話題になっていますね。

 

ケイティ・ペリーでAPEC抗議デモに対抗、フィリピン警察 (AFP通信)

 

(写真)デモ隊と警察が大衝突 (CNN Philippines より)

 

 

各国首脳に重大なトラブルが発生するなどの甚大な被害は発生せず、

フィリピン政府を評価する声がある一方で、市民生活に大きな影響を与えた

ことへの批判も大きい、今回のAPEC開催。

APEC2015のアンバサダー、Marciano A. Paynor Jr. 氏は、

「フィリピンがAPECのホスト国になったことは『今後への投資』であり、

今回発生した交通問題や不便さは、その利益の大きさに比べれば『小さな犠牲』だった。」

と語ります。

本当に今回のAPEC開催が、フィリピンにとって価値的な投資になったかどうかは、

もちろん今すぐにわかるものではありません。

フィリピン国民がこの時のことを振り返って、

 

「交通渋滞を引き起こした迷惑なイベントだった」と思うか、

「今思えば、国にとって価値のあるイベントだった」と思うかは、

 

今後の政府次第ということになりますね。

 

将来的に国民が意義を感じられる、素晴らしい「投資」であったことを願うばかりです。

 

【参考】

 

・CNN Philippines

「The 2015 APEC Summit in review」

cnnphilippines.com/news/2015/11/20/apec-2015-philippines-in-review-benefits-effects-discussion-terrorism-economic-growth.html

・APEC 2015

「About APEC」

http://apec2015.ph/about-apec/

「APEC 2015 Priorities」

http://www.apec.org/About-Us/About-APEC/Fact-Sheets/APEC%202015%20Priorities.aspx

 

 

 

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「ニックネーム」 Hokuto
「自己紹介」   プライマーの巨人。背が高いけど気は小さめ。
フィリピンの魅力にとりつかれ、
セブからマニラへ。

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