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第七回ビジネス烈伝/全日空(ANA)マニラ支店 泉秀明さん
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【お詫びと訂正】6月号 (vol.51)フィリピンビジネス烈伝について

 6月号 (vol.51)フィリピンビジネス烈伝掲載のインタビュー記事に、一部、誤りがございましたので、ここにお詫びを申上げます。(以下に訂正版の誌面記事を全文記載しております。)

<第7回>新たなマーケットを創る それが我々の使命

全日空(ANA)マニラ支店 支店長 泉秀明さん

昨年2月にフィリピン便の運航を開始した全日空(ANA)。就航から1年を経て、順調な「飛行」を続ける同社マニラ支店の操縦桿を握る、泉秀明支店長にここまでの道のりを聞きました。

Mr. Izumi

≪プロフィール≫
 
全日空(ANA)マニラ支店
 支店長 泉 秀明さん
 
高校時代は、アメリカニューメキシコ州に1年間留学。1983年から製薬会社に入社。国内営業を1年経験後、海外マーケットの営業部署に配属。

エジプト、ナイジェリアの駐在3年間を含み 7年間でアフリカ30カ国程を回る。1991年、全日本空輸株式会社に入社。

主に国際線の予約、営業関連業務に従事。2002年から2008年までベトナム・ホーチミン支店に総務、営業マネージャーとして赴任。マニラには、2010年10月に着任。

海外生活は5カ国目。

座右の銘・好きな言葉
不撓不屈

 

編集部 ●2011年2月27日の成田~マニラ便就航から1年余りが経過しましたが

泉さん ●おかげさまで、搭乗率が85%を超えるなど順調です。北米への乗り継ぎ需要が、当初の見込みより大きかったことが影響しています。成田での乗り継ぎ時間の短縮を狙って運航スケジュールを組んだことで、全日空の北米便だけではなく、スターアライアンスでつながる提携航空各社への乗り継ぎもスムーズになっています。

編集部 ●日本からのお客さんはどうですか

泉さん ●日本からフィリピンへの渡航者の総数が大きく増えているわけではないので、航空各社で奪い合いになっています。ただマニラ就航を果たしたからには、需要を喚起して新たなマーケットをつくる使命があると考えています。そのため、ホテルや旅行会社の皆さん等と意見交換し積極的に協力していくことが必要です。 フィリピン人エンターテイナーの往来に伴う安定した需要があった数年前とは異なり、路線の収入面を考える上では他国のマーケットとも競争していく必要があり、より一層の観光促進が重要です。こちらに来て強く感じているのは、日本から観光に来ていただくためのPRが十分ではなく、フィリピンを知ってもらう機会が圧倒的に少ないのが現状ではないかと思います。また女性のお客様、ご家族連れが少ない点も気になっています。 フィリピンの魅力をPRする為にも魅力的な物品等の開拓、発掘がとても大事になってきます。以前6年間赴任していたベトナム・ホーチミンには、レース製品、陶器や雑貨品など、ベトナムでないとないようなものが色々とあり安く手に入ることから、買い物を目的とした日本からのリピーターが多かったです。フィリピンでも、ショッピングモールやデューティ―フリーではなく、隠れた名産を発掘して、テーマを持って観光に来られる女性や家族連れの旅行者を引き付けられればと思います。

編集部 ●話は少し遡りますが、そもそも全日空がフィリピン就航を決めたのにはどういう背景があるのですか

泉さん ●成田空港の発着枠が増えたことが直接の要因です。2009年10月の成田空港第2滑走路の延伸、2010年10月の羽田空港D滑走路の完成を受け、当初、出来るだけ早い時期での就航を目指していました。ただリーマンショックの影響による情勢の悪化ですぐには飛ばせず、結局2011年2月の運航開始となりました

編集部 ●逆に全日空がそれまでフィリピンに乗り入れてこなかったのは

泉さん ●じつは国際線就航の準備を進めているとき、マニラとセブにチャーター便を運航していました。1990年代にはマニラに『ANAセンチュリーパークホテルマニラ』(2002年末で運営権移譲)という拠点もありました。しかし、成田の発着枠が十分とれなかったこと、2国間交渉の問題などがあり、どこから飛ばしていこうかという選択に迫られた時、乗り入れ先としてのフィリピンは先送りになりました。ただ、その後も機会をうかがってきたわけです。‘アジアでナンバー1を目指す’全日空は、2011年2月のマニラ便就航に前後して、同年1月にはジャカルタ便の運航を再開。2012年4月にはミャンマー便の12年ぶり運航再開を発表するなど、アジア路線の充実に努めています。

編集部 ●マニラ就航に当たって、外国航空会社が1社も利用していない第3ターミナル(NAIA3)を使用することを決めたわけですが、不安はなかったのでしょうか

泉さん ●当然、リスクはありました。ただアセスメントを進めた結果、運航には差支えがないと判断しました。結果的に、高速道路スカイウェーと直結している立地や、混雑の少ないチェックインカウンターやイミグレーションなど、多くの利便性をお客さまに提供できています。一方で、専用ラウンジの設置や通信環境の整備など、改善しなければならない点もあります。来年半ばにも見込まれる第3ターミナルの完全供用に伴い外国籍の航空会社のターミナル利用が増えたとしても、イミグレーションのブースにもまだ余裕があり、利用者が不便を被ることはないと思います。

編集部 ●例えばフィリピンの休日の前など、特に第3ターミナルをメーンで使用しているセブパシフィック航空の利用者が増えることで、ターミナルの外に長蛇の列ができていることがあるのですが

泉さん ●そういう時は混雑している空港手前の入口を避けて、全日空のチェックインカウンターに近い、一番奥に位置する6番入口を利用して下さい。セブパシフィック航空をはじめ、全日空以外の乗客はほとんど利用しませんので、すんなり入れますよ。

編集部 ●フィリピン人のローカルスタッフと仕事をしていく中で、これまでに「失敗した」というような出来事はありましたか

泉さん ●恐らく、色々と失敗もあったんだと思います。ただ、この一年は皆で走りぬけてきた感じで、振り返る機会はありませんでした。それでも、すべてが未整備な中で一緒に働いてきてくれたローカル社員には満足しています。採用の際のポイントは、誠実さと笑顔でしょうか。かつてともに働いたベトナム人社員との違いに触れると、ホスピタリティの気持ちは変わらないのですが、その表現の仕方が地味なベトナム人とは対照的に、フィリピン人は非常に直接的です。一方、女性でもっているという点は、ベトナムもフィリピンも共通していますね(笑)

編集部 ●フィリピン赴任はご自身の希望だったのですか

泉さん ●会社の決定です。ただ、総代理店も手つかずの状態にあったゼロからのフィリピン事業は、ホーチミン支店の基盤作りに携わった私にしかできないかな、といった気持ちは少しありました。

編集部 ●当地に赴任してみて感じたこの国の印象は。さらに生活する上で不便を感じていることはありますか

泉さん ●ベトナムから帰国した後、2008年からANAグループの航空券オンライン予約・発券システム運営会社インフィニトラベルインフォメーションで2年間勤務していましたが、この時、出張でフィリピンには5回ほどきていたこともあり、赴任前から勝手は分かっていました。印象は、弁護士が多数介在し頻繁に行われる公聴会や街に立ち並ぶファストフードなどを見て、リトルアメリカ的だなと感じます。一方で、生活面での不便はあまり感じず、むしろ日本食をはじめ、日本の物が色々と手に入るのでとても便利だと思います。

編集部 ●便利ですか?少し意外ですね。ほかのアジアの国・地域に比べ、フィリピンは日本の物が少なく、不便なようにも感じるのですが

泉さん ●おそらく、自分がかつて赴任した国の状況と比較しているためだと思います。大学卒業後に就職した製薬会社で1984年から3年間、エジプトとナイジェリアにいましたから(笑)。ただエジプトは、物はなかったですが柔和な国でしたよ。

編集部 ●なるほど。ということは、全日空へは新卒入社ではなかったのですね

泉さん ●大学在学中から航空会社に就職したいという気持ちはありましたが、航空不況だったこともあり採用の公募が少なく、当時、注目を集めていた化学業界に入りました。全日空には1986年国際線定期便就航を受けて行われた中途採用に応募して、採用されました。

編集部 ●海外勤務の希望は昔からありましたか

泉さん  ●高校の時、1年間アメリカ留学を経験してから、将来はアメリカで仕事をしたいと思っていました。でもこれまでのところ、同じ『A』から始まる場所ながら、勤務したのはアフリカとアジアになっていますが(笑)

編集部 ●海外勤務にしり込みする日本の若者に一言お願いします

泉さん ●保守的にならないで、違った国の文化を知ってほしいですね。そのためにもぜひ英語力を磨いて下さい。私の場合は小学生のころ、教会の土曜学校に通い英語に触れていたことで、中学での英語教育になじむことができ、高校での留学につながりました。

編集部 ●ところで、コスト削減などの目的から、キャビンアテンダントが日本人からフィリピン人を含む外国人に代わる可能性はあるでしょうか

泉さん ●全日空の飛行機を利用されるお客様は、日本的なサービスを期待されていると思います。お客様に品質をダイレクトに伝えるには日本人が一番なので、マニラ路線には当面外国人のキャビンアテンダントが乗務することはないと思います。 外国人のキャビンアテンダントは、現在弊社では言葉の関係から中国、欧州路線のみです。

編集部 ●プロモーションの予定などについてお聞かせください

泉さん ●全日空では就航当初から、ある一定期間だけではなく、通年で幅広い運賃を紹介しています。エコノミークラスだけでも5種類の運賃形態があります。さらに日本着の便では、成田到着から24時間以内に名古屋、大阪、福岡行きの国内線に乗り継ぐ場合は同じ料金で、別の地方空港へは1区間80ドルの特別運賃で、というサービスの提供を続けています。もし分からないことがあれば、ぜひ、日本人スタッフにお問い合わせください。

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