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第四十三回ビジネス烈伝 / Grab Khriz Limさん
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人気配車アプリGrabでマニラの渋滞緩和に貢献する

Grab
Marketing Manager Khriz Limさん

フィリピン大学卒業。卒業後、メガワールドでマーケティングや事業開発を担当。その後、グラブに転職。現在、マーケティング責任者として、マーケティングや広報、パートナーシップ戦略などを担当。

好きな言葉
「破壊するか、それとも破壊されるか」がモットーです。周辺環境が大きく変化する中、何も手を打たず衰退してしまうのではなく、難しい挑戦であったとしても、自ら変革に乗り出すことで先に進んできました。現状に甘んじることなく、常に新しいことに挑戦していきたいと考えています。

東南アジアを拠点に展開している配車アプリ「Grab」。手軽にタクシーやその他の輸送手段を手配できることで知られています。最近ではアメリカ発の配車アプリUberのフィリピン参入が話題になりましたが、依然Grabの人気は衰えていません。その人気のヒミツとはどんなところにあるでしょうか?GrabのMarketing Managerを務めるKhriz Limさんにお話を伺いました。

 

 

編集部

 

配車アプリ「Grab」(以下「グラブ」という。)を展開した当初、どのような効果をフィリピンにもたらすと考えていましたか?

 

Khriz Limさん

 

一言でいうと渋滞の緩和です。グラブが参入する以前は、乗客を求め町中を徘徊するタクシーが渋滞の原因の一つとなっていました。グラブ・タクシーを利用すれば、乗客の求める場所にタクシーが直行できます。利用者が増えたことで乗客探しをするタクシーが減り、渋滞の緩和につながりました。また、タクシーが乗客のもとへ直行できるので、タクシーのガソリン節約にもつながっています。

 

 

編集部

 

 フィリピンオフィス設立当時から変化したことは?

 

Khriz Limさん

 

当初、従業員は僅か20人でした。パサイ・ロード沿いの古いビルを借りてスタートしました。現在は従業員が300人に増え、メトロマニラを中心にグラブ・タクシーは幅広く利用されています。当社サービスのグラブ・カー、グラブ・エクスプレスについては7都市で展開するまでに成長しました。

 

 

編集部

 

フィリピン参入において直面した壁はどのようなものでしたか?

 

Khriz Limさん

 

参入当初は国全体のスマホの普及率が非常に低い状態でした。サービスを実施するには、タクシーの運転手さんがスマホを所持することが必須になりますので、契約時にスマホを配布しました。運転手専用アプリを予めダウンロードしたものです。さらに言いますと当初はデータの送受信も満足のいくものではありませんでしたが、少しずつ改善されてきています。 次に法令です。グラブはフィリピンにとって全く新しいビジネスでした。これは政府だけでなく、市民の方々にとっても全く初めてでした。グラブがスタートした頃は、どう取り締まればよいのか、どのような法令を設けたらいいのか、政府だけでは決めることが難しかったので、私たちも政府と一緒になって一から築き上げました。とりわけ陸上交通許認可規制委員会(LTFRB)と常に話しながら事業を進めてきました。LTFRBとタクシー業界双方の調整を上手く進めることができたと思っています。
そして、他社との競合という壁もあります。お互いに刺激を与え、より良くしていこうと思える競合他社の存在は企業にとっては不可欠です。他の配車システムアプリと私たちが違う点は、私たちは地域密着型企業だということです。フィリピンオフィスの従業員はほとんどがフィリピン人です。実際に現場レベルでどのようなことが求められているのか把握でき、改善点を即座にサービスに反映しています。運転手さんたちとのコミュニケーションも大切にしています。

 

 

編集部

 

運転手の獲得と乗客の安全確保はどのように行っていますか?

 

Khriz Limさん

 

まず大事なのは運転手の登録システムがしっかりしていることです。運転手の登録には無犯罪証明書と車両登録証の提出、研修受講が必須条件です。また、運転手と乗客の両者をカバーする保険に入ってもらいます。登録には厳しい条件をクリアする必要がありますが、登録後は運転手側の費用発生はほとんどありません。私たちが徴収するのはアプリのサービス使用料のみですので、運転手さんにも納得できるシステムであると自負しています。
次に大事なのはトラッキングです。グラブを使用して乗客を乗せている車は全て当社のGPSシステムで管理されます。システム上で運転手の電話番号、顔写真、住所などの情報を管理していますので、何かあった場合はすぐに調査が可能です。

 

 

編集部

 

これまで最も印象に残っている出来事は?

 

Khriz Limさん

 

オフィス立ち上げに携わったことです。以前の職場は一般企業でしたが、企業がどのように成り立っているのか、立ち上げにはどのようなことが必要かをある程度は知っていました。ですが、実際にマーケティングチーム3人を含めて僅か20人からスタートするというのは大変でした。
会社が成長した今でも、当初の気持ちを忘れずに、スタッフとは同等な関係でいようと心がけています。チームのメンバーには友達のように接し、小言を言いながらもアドバイスを与え、命令をしながらもやり方を教えています。各スタッフが責任と誇りを持って仕事を進められる環境を作ることを心がけています。
私が担当しているチームは総勢27人の大所帯。大きなプロジェクトに挑戦したいスタッフがいれば、役職に関係なく、どんどん任せています。その中で考え出されたプロジェクトの一つが配車を頼んだときにビビンカ(フィリピンのお菓子)が無料でもらえるフィリピン限定サービスのグラブ・ビビンカです。このようなサービスは他の地域では見ることができませんよね。楽しみながら良いアイデアが浮かぶように、たまに色々なクイズをスタッフに出題したりしています。そして常に心掛けていることはチームワークです。何か困難が生じたときはチーム一丸となって問題を解決しようと努力しています。

 

 

編集部

 

目標にしている方はいらっしゃいますか?

 

Khriz Limさん

 

目標にしているのは当社CEOのAnthony Tan氏です。彼は何もないところからグラブを作り上げた第一人者です。また経営責任者の一人Brian Cu氏です。彼は運転手さんたちに当社のアプリを使ってもらえるよう、粘り強く働きかけました。その甲斐があって、今では街のほとんどのタクシーで当社のアプリを使っていただいてます。
そして見習うべきところは、彼らは常に親しみやすいということです。気軽に自宅に招いてくれるし、いつでもメールを送ることもできます。軽口をたたき合ったりすることもできる最高の上司です。それだけでなく、目標を見失わず、ここぞというときに発揮する実行力も持ち合わせています。

 

 

編集部

 

オフィスでの一日を教えて下さい。

 

Khriz Limさん

 

交通状況にもよりますが、出社はたいてい朝9時から11時の間です。毎日グラブを利用して通勤しています。もちろん運転手として登録もしてます。スタッフの勤務時間には特に細かく指示していません。仕事をきちんとすれば何時に出社してもOKです。ランチはみんなそれぞれです。ストレスが溜まってきたなと感じたときは、冗談を言い合ったり、カードゲームやジェスチャーゲームをしたりします。他の部署のスタッフまでも巻き込んでしまうことも度々あります。
退社は6時頃です。渋滞を避けて8~9時に退社するスタッフもいます。逆に、急な用事があるときや自宅で仕事をしたほうが捗ると感じたら、早めに退社することも可能です。

 

 

編集部

 

最近のトピックスや今後のサービス展開は?

 

Khriz Limさん

 

今年から新サービスとしてグラブ・ペイを開始しました。このグラブ・ペイは支払をクレジットカードやデビットカードで済ますことができる優れものです。さらに渋滞情報を瞬時にキャッチできるワールド・バンクとの共同プロジェクトもスタートしました。今後はグラブを使用している運転手一人ひとりが良いスキルを身につけられるようなプロジェクトも予定しています。
改良を重ね当社のアプリは格段に進化しました。初期のころと比べていただけると一目瞭然です。これに満足せず、もっと便利にしたいと思っています。将来的にはグラブを通して公共の乗り物をもっと便利にフィリピンの人に使っていただきたいです。

 

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ビジネス烈伝

来比10年目になる齊藤さん。女性ばかり400人のオフィスを束ね、今年は新たにパンガシナンに350人規模のオフィスを立ち上げました。日本の企業文化を浸透させるためにフィリピン人に寄り添って繰り返しぶれずに意思を伝えてきました。今度はその精神を受け継いだフィリピン人スタッフが教育にあたります。
かつて、フィリピン航空機内食の総料理長を務めていたBergerさん。ヨーロッパ出身の友人らが、故郷の食べ物を懐かしむのを見てヒントを得た。「肉を輸入して、ここマニラでソーセージを作ろう!」それから30年。彼の経営するデリカテッセン、サンティスは、国内で一番と評価されている。
自身の体験から整体の技術をゼロから学び、フィリピンに進出。整体に馴染みのないフィリピン人に指導し、国内に10店舗を構えるまでに浸透させてきました。ホスピタリティが大切な業界で生きてきた成瀬さん。フィリピンのマーケットやポテンシャルに大きな魅力を感じ、ここで会社が大きく成長するのを見届けたいと言います。
フィリピンでシェフとして活躍する傍ら、外食産業のコンサルタント業務に従事していたStratenさん。2000年から2007年までは、スターバックスにてサンドウィッチの開発に携わる。2007年、日本全国で展開しているステーキ店「ペッパーランチ」とアジア各国に店舗を持つしゃぶしゃぶレストラン「しゃぶ里(Shaburi)」のフランチャイズを運営する会社、Benmark Group Holdingsを設立。
現在の仕事は、昔からの夢だったと語る矢野さん。ルールやマニュアルに則った仕事を地道にこなしつつ、フィリピンを舞台に、若者をつなげる会の立ち上げや勉強会など、未来の世界を見据えた活動も精力的にこなしている。そのパワーみなぎる姿勢とユーモアのある語り口には、矢野さんの魅力ある人柄が溢れていた。

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