ブログ
食べる
経済ニュース
コラム
求人情報

HOME > コラム > フィリピンで役立つ!フィリピン法律あらかると第三十三回

フィリピンで役立つ!フィリピン法律あらかると第三十三回
広告
広告

『個人情報保護法について』


今月の事例

Q.フィリピンでも個人情報保護法が施行されるとのことですが、どうしたらよいのでしょうか

 

 

<フィリピンの個人情報保護法>


フィリピンにおける個人情報保護に関する法律は、2012年に成立したData Privacy Act of 2012です(共和国法第10173号)。同法は同法の施行、強制及びモニタリングを行う機関である国家プライバシー委員会(National Privacy Commission;NPC)の設置を義務づけていましたが、NPCがようやく2016年に設置され、NPCが同法の施行規則を発表し、対象となる者は、同法及び同施行規則に定められた個人情報保護に関する事項への対応を本年9月9日までに行わなければならないこととされました。

 

<対象となる個人情報とは?>


法律により保護の対象となる個人情報とは、媒体に記録されているかどうかを問わず、それにより当該個人の特定が明白もしくは当該情報を有する者により合理的かつ直接的に確定することのできる情報、または、他の情報と併せることによりその個人を直接かつ確実に特定することのできる情報であると定義されています。また、以下に該当する個人情報は機微個人情報(Sensitive Personal Information)として、さらに注意して取り扱いをすることが必要となります。
(1) 個人の人種、民族、婚姻歴、年齢、色、宗教、哲学的又は政治的信条に関する情報
(2) 個人の健康、教育、遺伝もしくは性生活、又は犯罪(捜査)歴、又は刑事裁判判決に関する情報
(3) 社会保障番号、健康情報、免許又はその拒絶、保留又は取り消し、及び税務申告等、公的機関が発行する情報
(4) 大統領令又は法律により特に定められた情報

 

<対象者は?>


法律により定められた個人情報保護の方策を取ることが義務づけられる者は、フィリピンで設立されたか否かを問わず、フィリピン国内に設置された設備を利用して、個人情報の処理を行う個人情報管理者及び個人情報処理者、ならびに、フィリピン国内に事務所、支店又は代理人を有する者を含む、個人情報の処理に携わる者とされています。したがって、基本的にはフィリピンにおいて事業を行っているすべての会社がこの法律の適用対象ということになります。

 

<会社として行わなければならないこととは?>


法律は、規制対象者は個人情報を特定された、かつ、合法的な目的のために収集し、公正かつ合法に処理し、その正確性を確保し、その利用目的のために妥当であり必要以上のものではなく、必要な期間についてのみ利用等されるべきとの原則を定め、これに合致する処理がなされるよう、数々の義務を課しています。たとえば、個人情報の取得に際しては、情報提供者に利用目的等を知らせた上で同意を得ることを必要としたり、収集した個人情報を保護するために講じなければならない、組織的(コンプライアンス担当者、社内規則の制定、個人情報処理状況の記録等)、物理的(個人情報を取り扱うスペースの監視やアクセス制限等の手段構築等)、技術的(コンピュータネットワークのセーフガード機能の導入等)なセキュリティー手段を導入することが求めています。
さらに、1000人以上の機微個人情報を取り扱っている場合には、NPCに対して社内における情報処理システムを登録することも義務づけられていますし、個人情報の処理を下請けに出したり、外注する場合にも様々な規制があります。
法律に違反した場合には罰則も適用されますので、法律に定められた規制をクリアしていることを確認していない場合には、直ちに行われた方がよいでしょう。

結論

A.フィリピン国内で個人情報を取り扱うすべての会社が法律の適用の対象となりますので、法律及び施行規則で定められている事項を守るよう、体制を整える必要があります。

 

本稿においてフィリピン法に関する記載につきましては、Quasha, Ancheta, Peña & Nolasco法律事務所の監修を受けております。



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

弊事務所は、下記のフィリピンの法律事務所と提携しており、フィリピン進出中の日本企業及び在留邦人の方々に日本語での法律面でのサポートを提供させていただいております。取扱業務:会社設立、企業法務、倒産、労務問題、税務問題、一般民事、相続等


Quasha, Ancheta, Peña & Nolasco
住所: Don Pablo Building 114 Amorsolo Street, 12290Makati City, MetroManila, Philippines
電話:02-892-3011(代表)・02-892-3020(日本語対応)
FAX:  02-817-6423
E-mail: [email protected]
URL: http://www.quasha-interlaw.com



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

(左) 弁護士 上村真一郎
(右) 弁護士 鳥養雅夫
(桃尾・松尾・難波法律事務所)
〒102-0083
東京都千代田区麹町4丁目1番地
麹町ダイヤモンドビル
電話:+81-3-3288-2080
FAX:+81-3-3288-2081
E-mail: [email protected]
E-mail: [email protected]
URL: http://www.mmn-law.gr.jp/

広告
広告
広告

法律あらかると

民事裁判で勝訴判決を得ても被告が自発的に判決で命じられた金銭の支払いを行うとは限りません。そこで、被告が自発的に支払いを行わない場合に判決を執行する方法について説明します。
日本の会社がフィリピンの会社に技術ライセンスを提供して製品の製造等を行わせるケースが多いと思われますが、仮に問題が起こった際に不利にならないよう、自社の権利を十分に保護した上でライセンスを供与することが必要となります。
フィリピン国内の資産に関する相続手続についての管轄権はフィリピンにあります。有効な遺言がある場合は遺言に従って遺産分割がなされますが、遺言がない場合には、フィリピン法に定める手続にしたがった遺産分割手続が必要です。
前回の遺産分割協議の説明の際にもご説明いたしましたが、フィリピン国内の資産に関する相続手続についての管轄権はフィリピンにあります。遺言がない場合には、フィリピン法に定める手続にしたがって遺産分割がなされ、有効な遺言がある場合は遺言に従って遺産分割がなされます。
現在、外資の参入を制限するネガティブリストの最新版の公表が待たれているところですが、大きな流れとしては外資規制が緩和されていく方向にあると言えそうです。これまで外資規制があったために60/40法人としてフィリピンに進出した企業も多く、外資規制がなくなった場合にはローカルパートナーから株式を譲り受け、独資100%となりたいと考えている会社も多いのではないかと思います。

法律あらかると 一つ前のコラムを見る

前々回の記事で、フィリピンで刑事裁判になるまでの解説を行いましたが、今回はその続きで、検察官が起訴を行ったあと、裁判所での刑事裁判手続がどうなっているのかについて解説します。

その他

スーパーの冷凍コーナーによく置かれているCream Dory(クリームドリー)という白身魚。フィリピンで長く生活されている方は一度は家庭やレストランで口にしたことがあるのではないでしょうか?
オーチャードゴルフコースはマニラから1時間弱のカビテ州ダスマリニャスに立地するゴルフ場です。
学生時代のほとんどを海外各地で過ごされた青木さん。そんな国際的センスの持ち主がフィリピン市場に魅力を感じ、いよいよ6月にフィリピン初の店舗をオープン。日本式の測定、加工までを手がける技術を持つ販売員の育成に努める他、アプリの開発も手がけるなど、メガネ店の可能性をあらゆる角度から追求します。
今回は「フィリピンの手遊びパッカヌーンが流行っているか検証して見ました。」です。パッカヌーンと最近良く耳にするので、意味を聞いたところ、「いいね」と言う意味らしく今フィリピンでは流行り言葉になっているようです。それが手遊びゲームになったみたいです。日本で言う「せっせっせのよいよいよい」みたいなものです。
レンタルオフィス事業、不動産紹介(オフィス、住居)の営業を担当しています。こちらから営業訪問したり、逆にご連絡いただく場合もあります。お客様は基本的に日系企業となります。不動産はマニラ圏内、主にフォート・ボニファシオ、マカティの物件をご紹介しています。
僕は約一年半ほどトンド地区でホームステイさせてもらっていまして、その家の末っ子が一歳の誕生日だったので今回はその誕生日会に行ってきました。
これまで毎月ゴルフ場を紹介してきましたが、そもそもゴルフをするにはゴルフクラブが必要です。ルール上ゴルフバッグにはクラブを14本まで入れることが出来ます。ただし、14本揃えるとなるとそれなりの出費。最初は先輩や友人から古いクラブを譲り受けたり、借りたり、または初心者向けの安価なセットを購入してゴルフを始めるケースが多いと思います。
マニラ空港第3ターミナルの向かいにあるリゾートワールドマニラに隣接するのがビリヤモールゴルフクラブ。パブリックコースのためメンバー同伴無しでのラウンドが可能。マカティに近い都市部に立地しながら狭いわけではなく、距離は青ティーで6500ヤード、パー72のしっかりとしたコースです。
マンダムフィリピンの川北さんに、フィリピンの日用消費財市場の特徴や現地に拠点を設けて行うマーケティングの利点を伺いました。
今回は「フィリピン大学のTOMOKAI(日本愛好サークル)のイベントに参加してきました」です。フィリピン大学はケソンシティーにある国立大学でフィリピンにおける最高ランクの大学です。そのフィリピン大学に、TOMOKAIという日本愛好サークルがあり、今回はそのイベントに参加してきました。
フィリピン不動産賃貸ポータルサイト  |   フィリピン留学 留学プライマー  |   フィリピン求人 求人プライマー  |   Travel agency for Japan - Primer Luxe Travel