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フィリピンで働く人図鑑Vol.16 / 関 悠里

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これから進出する日系企業をサポート フィリピンの今を伝える
JETRO Manila

関 悠里さん (セキ ユウリ)
1985年7月31日生まれ
出身地 埼玉県所沢市
在比歴 11ヶ月
ランチの予算/場所:自炊しているので0ペソ/オフィス

 

お仕事の内容について

JETRO Manila全体の仕事としては、日本からフィリピンへの輸出促進とフィリピンへの投資支援が二本柱になっています。その中で、私は調査担当として、フィリピン経済統計をまとめてデータ化し資料に起こしています。例えばフィリピンの人口ピラミッドや経済成長の状況について、他のASEAN諸国と比較をしながら日系企業に説明をします。またフィリピンは外資規制があるので、それを考慮してアドバイスをしています。しっかり歴史を知った上で今のフィリピンを伝える必要性を感じますので、多くの方にお話を伺うようにしたいと考えています。

 

    

     フィリピンに来たきっかけは?

 

 入社して、まず東京の本部で勤務しました。その後、地方勤務として、私の場合は静岡の事務所に約3年半おりました。浜松にはスズキやヤマハ発動機などの有名メーカーがあります。その他にも様々な企業があり、アジアを目指しているところが多かったです。そのような企業の方々と接する中で、これから海外に行くならアジアが良いなと思うようになりました。静岡はとても住み良い街ですし、頑張る中小企業さんを静岡に残って応援したい気持ちもあったので離れるときは辛かったです。
その後は東京に戻り、ASEAN担当の部署で勤務しておりました。そのとき、フィリピンに行ってみないかと言われまして、実はフィリピンは自分にとってサプライズでした。仕事で多少係ることがあっても、旅行でも訪れたことがなかった国だったので、正直、危ないというイメージしか持っていませんでした。その頃、実は海外に行かないという選択肢もありました。駐在のタイミングに関して、特に女性は悩むと思います。私は来た話は何でも引き受けてみたら世界が広がるだろうか、仕事をずっと続けていたいかどうか、などとひたすら自己分析をしました(笑)。多くの方にお話を聞いて、最終的には「海と太陽と、美味しい果物がある!」ということを支えにフィリピン行きを決めました。

 

    

     フィリピンの好きなところ

 

 フィリピン人が根気強く話を聞いてくれるところですね。難しい注文を出しても、説明が長くても、遮らず辛抱強く聞いて理解してくれます。それから話がしやすいですよね。歳の近いスタッフは彼氏の話まで詳しく教えてくれます(笑)。

 

    

     海外で働く際に求められるスキル

 

 日本人は先々のことを深く考えてしまいますが、考え過ぎないことです。日本だと10まで終わる仕事が、ここでは6くらいしかできないことがあります。そのようなときでも「6できたから良かった」、「今日はこういう日なんだ」と発想の転換をすることが大事です。目の前のことを解決できれば良し、と思える感覚が必要ですね。正直、私も訓練中です(笑)。

 

    

     フィリピンへ来る前に日本でやっておけばよかったこと

 

 もともと観光業に興味があったので、東京オリンピックに向けて日本をPRするための通訳案内士になりたいと思い、日本にいるときに日本史を学び始めていました。資格を取れれば、土日に海外の方を観光地に案内できるというものです。そのための日本史の本を読み始めたところで駐在の話が来ましたので、時間があったらもっと深堀したかったです。こちらに来てからも、フィリピンと日本の間の戦争のこと、そこからどうやって2つの国が再び仲良くなっていったのかなど知りたいと思い、コレヒドール島はじめ、フィリピンでの仲間と一緒に色んなところに出かけます。

 

    

     プライベートの過ごし方

 

 食材を買い出しして、料理を作りおきしたりしています。日本から友達が遊びに来てくれるときは、ここぞとばかりに一人ではいけない場所に遠出してダイビングやシュノーケルを楽しみます。一方、最近、日本が恋しくなってきたので、日本のテレビドラマを観たりもしています。

 

    

     フィリピンに来てやってしまった!な失敗談や面白話

 

 部屋は綺麗にしているのに、あの虫が…。虫がすごく苦手なんです。私がいないときに、コンドミニアムの管理人に水回りの修理をお願いしたことがありました。その日のうちにテキストが送られてきて、「Cockroach”es”を駆除するために、ペストコントロールをお勧めします。」と・・・・。”es”って、一匹だけじゃなくて複数いたんだ!と、すごくショックでした。今でもビクビクしながら生活しています(笑)。

 

    

     尊敬する人は?

 

 静岡で仕事をしているときに出会った方で、浜松市の三ヶ日町でみかんのペーストを作っている社長さんです。みかんで町興しをしようということで、みかんを使った商品を海外に輸出したいとご相談いただきました。ペーストにすればお菓子やパンに使え、商品の幅が広がります。三ヶ日みかんハイボールなども世に送り出されました。どうすれば町が元気になるかを真剣に考えている真っ直ぐな人で、会うたびにパワーをもらいます。

 

    

     人生のモットーは?

 

 「きっと楽しい」です。不安だったり難しそうなことでも「きっと楽しいだろうな」と思って取り組むようにしています。

 

    

     今までの中で一番成長を感じたこと

 

 イライラすることが少なくなりました。ドライバーが道を間違えても「生きてたどり着けたから良し」と考えられるようになりました(が、やっぱりイライラすることも・・・)。

 

    

     これからの目標

 

 せっかくフィリピンに来られたので、ずっとフィリピンと接点を持ち続けながら仕事をしたいです。仕事もプライベートも、二つは切り離せないので、両方大事にして楽しむことが目標です。

 

    

     カバンの中身拝見

 

 薦められた『炎熱商人』と『バギオの虹』は、日本人会図書館で借りて読んでいます。お腹が減ったとき用にドライフルーツを携帯しています。ジャンクなものにならないよう気をつけています。それから、リラックスできるアロマオイルが好きなので、自分で調合したものを持ち歩いています。

 

 

 

これからフィリピンで働こうと思っている人へのメッセージ

 

「なんて良い国なんだろう」と思うのでぜひ来てみてほしいです。みんな明るくて、職場でもクリスマスパーティーやアウティングなどでワイワイとしているので寂しくならないと思いますよ。フィリピン人はなぜかグループでつるむと上手く機能しないこともあると思うのですが、一対一で話すと必ず心のこもった反応をしてくれるので感激します。またマニラには女性の日本人駐在員も多く、悩みを共有できるので救われています。フィリピンに来てみて本当に良かったです。

 

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