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カルビー、フィリピンポテトチップ類の生産撤退へ

2018年9月24日

URCとの合弁解消、ライセンス供与に転換

 

カルビー(本社:東京都千代田区)は、フィリピンにおけるポテトチップ等の生産から撤退する。

 カルビーは、9月26日、『フィリピンの有力食品企業「ユニバーサル・ロビナ・コーポレーショ ン」(URC、本社マニラ首都圏パシグ市)との折半合弁企業「カルビー-URC」(資本金6億5,400万ペソ)の株式すべて(50%)をURCに譲渡することを決定し、9月25日付けでURCとの間で株式譲渡契約を締結した』と発表した。

 カルビーは、2014年4月、アジアにおけるスナック菓子の有力な市場の一つと考えていたフィ リピンにおいて、カルビー製品の市場参入とシェア拡大を図るため、フィリピンで強いブランド力と販売力を有するURCとの折半合弁企業「カルビー-URC」を設立、2015年にポテトチップスやじゃがビーの製造・販売を開始した。

 しかし、「カルビー-URC」は多くの安価なローカルブランドとの競合において苦戦し、目標としていた3年後の黒字化は難しく赤字が続いている。ちなみに、2015年が売上高2億1,434万ペソ、損失額1億ペソ、2016年が売上高2億0,448万ペソ、損失額8,534万ペソ、2017年が売上高2億,2732万ペソ、損失額9,566万ペソと推移している。

 このような状況において、カルビーの海外事業戦略の見直しの中で事業の採算性を精査し、相互で協議した結果、URCが現在の合弁会社を引き継ぐことに合意、合弁契約を解消することとなった。 ただし、フィリピンのスナック市場は今後も拡大が見込まれる有望な市場であるため、合弁契約解消後もURCにライセンシングを行い、フィリピンにおいてカルビーブランド商品の製造・販売を行うこ とで合意している。

 なお、URCはフィリピンの有力財閥であるゴコンウェイ財閥傘下の大手食品企業である。主力の消費者向けブランド食品(BCF)のほか、砂糖や小麦粉などの生活必需品など幅広く食品事業を展開している。また、日清食品との合弁企業「日清ユニバーサル・ロビナ」において 即席袋めん・カップめんの製造販売をおこなっている。この「日清ユニバーサル・ロビナ」の業績は堅調に推移している

 

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