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フィリピン、世界第7位の即席麺市場に

2018年9月3日

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ASEAN3位、17年需要は10%増の37.5億食

 

世界ラーメン協会 (WINA:World Instant Noodles Association 略称:WINA )は、8月22日、23日の両日、帝国ホテル大阪(大阪市北区)において、「第9回 世界ラーメンサミット大阪」を開催した。なお、本サミットのホスト企業は、1958年に世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した日清食品ホールディングスが務めた。
 
 世界ラーメン協会では1997年の設立以来、インスタントラーメンの品質改善および消費拡大を図り、業界発展と世界の食生活に貢献することを目的に「世界ラーメンサミット」を各国で開催している。発明60周年に当たる今回は、2008年以来10年ぶりにインスタントラーメン誕生の地である大阪にて開催し、16ヵ国・地域/208名が出席した。
 
 第9回 世界ラーメンサミット大阪のテーマは「INNOVATING HAPPINESS FOR 100 YEARS」とし、デジタル化により急速に変化を遂げる世界において、インスタントラーメンのさらなる需要の拡大はもちろん、誕生から100年目を迎える40年後も、「人々にHAPPYをもたらす食べ物」であるために、どうイノベーションを起こすかを討議した。
 
 初日となる8月22日には、世界各地から参加するWINA理事会社13社のトップが一堂に会する理事会や、各国の取り組みを発表する総会が執り行われ、翌8月23日には、来賓として自由民主党政務調査会長の岸田文雄氏が挨拶、その後のフォーラムでは、MIT media lab所長、MIT Media Arts and Sciences教授の伊藤穰一様ら有識者によるプレゼンテーションや、現役大学生とのオープンディスカッションを実施。最後に今回のサミットの総括と今後のWINAの活動方針である「大阪宣言」の表明を行った。
 
 なお、世界ラーメン協会によると、下表の様に、フィリピンの2017年の即席麺の総需要は前年比10%増の37億5,000万食で世界第7位、ASEANではインドネシアとベトナムに続く第3位の市場となっている。そして、世界総需要約1,001億食のうちの3.7%を占めている。一人あたりの年間消費量は約37食以上に達している。
 
即席麺は手頃価格で簡単に食べられることから、フィリピンでは人気は衰えず需要は年々増加傾向にある。スープタイプでは特にシーフード味が人気。パンシット・カントンと呼ばれる焼きそばタイプも人気で、カラマンシー(スダチ)味やホットチリ味が好まれている。メリエンダと呼ばれる午後のおやつの習慣があり、メリエンダ向けなどにミニサイズのカップ麺販売も好調である。今後も人口増加や経済力の向上にともない、さらなる市場拡大が期待されている。
 
 なお、日清食品グループは、フィリピンにおいて、ゴコンウェイ・ファミリーの有力食品企業ユニバーサル・ロビーナ・コーポレーション(URC)との合弁企業「ニッシン・ユニバーサル・ロビーナ・コーポレーション」(ニッシンURC、1996年設立、本社:マニラ首都圏ケソン市)を通じて即席麺事業を展開、カップ麺ではトップ企業となっている。
 
 特に近年は1人当たりのGDPや可処分所得が増加したことにともない、より付加価値の高いカップ麺の需要が高まっており、ニッシンURCの主力製品である「Cup Noodles」の販売は好調に推移している。そして、フィリピン即席麺全体の需要の伸びを大幅に上回る成長を続けている。

 

インスタントラーメンの世界総需要と上位12市場(単位:億食)

国/地域11年12年13年14年15年16年17年
1中国/香港424.7440.3462.2444.0404.3385.2389.7
2インドネシア145.3147.5149.0134.3132.0130.1126.2
3日本55.154.155.255.055.456.656.6
4インド35.343.649.853.432.642.754.2
5ベトナム49.050.652.050.048.049.250.6
6米国42.743.443.542.840.841.041.3
7フィリピン28.430.231.533.234.834.137.5
8韓国35.935.236.335.936.538.337.4
9タイ28.829.630.230.730.733.633.9
10ブラジル21.323.123.723.723.823.522.3
11ロシア20.620.921.219.418.415.717.8
12ナイジェリア12.613.414.315.215.416.517.6
 
合計982.21018.01059.91039.6975.1974.11001.0

(出所:世界ラーメン協会資料より作成)

 
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