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【新型コロナウイルス入院記:後編】本当にしぶとい新型コロナウイルス。18日間にわたる入院治療の全容
2020年04月17日更新

私たちの日常を大きく変えた新型コロナウイルス。実際に感染してしまった場合、一体どのような症状が出て、どのような治療が行われているのでしょうか。3月24日から4月11日まで日本の病院で治療をうけたフィリピンプライマー読者による18日間の入院記を、前編と後編にわたってお伝えいたします。なお記事内には湿疹の写真がありますので、そういった類の写真が苦手な方はご注意ください。

4月1日、2回目のPCR検査を実施

 

新型コロナウイルスの感染をうけて3月24日に入院が決まり、約1週間が経過した4月1日。私はこの日、2回目のPCR検査を受けました(プライバシー保護の観点から、名前は伏せさせていただきます)。

 

というのは2回連続でPCR検査が陰性でないと、退院できないという決まりがあるからです。幸いにして検査は陰性だったものの、この日はこれまでで最も高い39.4度まで熱が上昇。そのため検査の結果も無効になってしまいました。

 

4月2日、全身に湿疹がでる

 

 

朝7時30分。熱は36度5分と平熱に近づいていました。しかしなぜか全身に痒みを感じました。ズボンをめくってみると、足に湿疹のようなものが。痛みはほとんどなかったのですが、寝ている時に痒くて無意識にひっかいてしまっていたようです。似たような湿疹は足だけでなく、腕など全身に出ていました。

 

担当の医師に聞いてみたところ、湿疹は好転反応とのこと。好転反応とは、症状が良い方へ転ずる時に起こる一時的な身体の不調のことをいいます。同様の症状はヨーロッパでも報告されているそうです。

 

結局全身の湿疹はその後も1週間ほど続きましたが、処方された薬と塗り薬で対応していきました。

 

4月6日、3回目のPCR検査

相変わらず熱が上がったり下がったり、咳がでたりでなかったりという日々が続きました。

 

入院してから15日が経った4月の6日には、3回目のPCR検査を実施。無事に陰性との結果がでました。しかし翌日の7日に行った検査では、再び陽性の反応が。ウイルスはまだまだ体から出てくれていないようです。

 

4月9日、5回目のPCR検査

 

この日の午前は5回目のPCR検査を行いました。結果は陰性。再度翌日の10日夜に検査を実施したところ無事陰性だったため、ようやく退院が決まりました。

 

熱がでれば、解熱剤。咳がでれば、咳止め。入院期間中はこういった対処療法しか受けることができませんでしたが、次第に体は楽になり、体力が温存されていくのを感じました。医師によるとこういった対処療法には、免疫力を上げる効果があるとのことです。

 

毎日同じようなことを繰り返すことで次第に体力と免疫力がつき、ウィルスが消滅して回復にむかっていきました。

 

4月11日、退院

18日間にも及んだ入院生活。とうとう退院の日を迎えることができました。

 

ずっと病院のベットに横たわっていたので、退院後は早く体を動かしたい衝動にかられました。そこで自宅に戻ってから、自転車に乗ってみることに。しかし少し動いただけで呼吸が苦しくなってしまい、倒れてしまうのではないかと感じました。まだまだ肺の機能の修復が完全ではないようです。現在は徐々に体力が戻って来ているのを感じています。

 

自分がどこで新型コロナウイルスに感染したのか、どうしてかかってしまったのか、明確なことはわかっていません。しかし今後は手を洗う際はまずはアルコール消毒をして、ウイルスを完全に殺してからしっかりと手洗いをする。例えばレストランなどでの会食は様々な点で感染のリスクが高いと思うので、当面は控える。これまでは意識していなかった様々なことに対して、とても気を配るようになりました。

 

新型コロナウイルスは本当に生命力が高いウイルスです。感染していないと思っても、既に感染している場合も考えられます。一度治ったと思ってもウイルスがまだ体内に残っていて、気が着かない間に家族に感染を広げてしまう恐れもあると思います。

例えば新型コロナウイルスへの感染が疑われる人を自宅で隔離する際は、食器は使い捨てのものを使う。部屋からは極力出ないようにして、食事も部屋に持ってきてもらう。使用するトイレも分けるなど、細心の注意が求められるでしょう。

 

私の場合は家族に感染しなかったことが本当に救いでした。ですが何度もお伝えしているように、新型コロナウイルスは本当に恐ろしい病気です。もし高齢者の家族に感染してしまったら、悲劇しか待っていないと思います。

 

症状や感じ方については個人差があると思いますが、皆さんにも貴重な情報であると願い、私が体験した一部始終をお話させていただきました。闘病中のすべての患者さんのご快復をお祈り申し上げます。また感染拡大防止のため、日々ご尽力をいただいている医療従事者の皆様に深く感謝申し上げます。

 

※この記事は日本の事例です。前編はこちらからご覧いただけます。

 

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