これでわかる！ フィリピンの塗料業界

ここでは、フィリピンの塗料業界について、市場規模や市場動向をご紹介します。

フィリピンの塗料市場は、2023年には約12億米ドルと推定され、年平均成長率（CAGR）5.8％で、2019年から2023年の間に8.1％のCAGRで成長する予測です。

フィリピンで現在使用されているのは、水性塗料が主流（約60％）ですが、溶剤系塗料（約40％）も依然として需要があります。近年では、環境への負荷が少ない塗料や、機能性塗料などの需要も高まっています。

フィリピンの塗料業界は、主に中小企業（約70％）で構成されています。近年は、海外企業は、先進的な技術力や豊富な資金力を活かして、市場シェアを拡大しており競争が激化しています。

また、環境規制の強化や消費者のニーズの変化に対応するため、最新の塗料技術の導入や人材育成が必要と言われています。

プライマー2024年5月号（vol. 193）より