フィリピンビジネス通信 ~コンサルの視点から~
◆お客様の声◆ Eonomoto Philippine Manufacturing, Inc. (EPMI) 様
現地化を進めるための組織作り「透明性があり国民性にあった人事制度を構築」 ~お客様からの声
社長 馬場一也様
野村総合研究所 (NRI) シンガポールマニラ支店では、産業・市場動向調査、新規事業立案支援、業務改善等に関するコンサルティングサービスを提供しています。今回は、NRI シンガポールマニラ支店が支援しているEonomoto Philippine Manufacturing, Inc. (EPMI) の馬場社長にお話を伺いました。
フィリピンに来られてからの主な役割、 取り組んで来てこられたことを教えてください。
2015 年にフィリピンへ赴任してから、 一番のミッションである現地化を進めて行くために主に組織体制作り、 人材育成、 システム構築(仕組み作り)に注力して来ました。
組織体制作りは自分であるべき組織体制を描き、 それと現実とのギャップを埋めていく作業を愚直に進めてきました。 特にローカルの管理職クラス採用、生産技術課を新たに設立しエンジニアを大幅に増員する等組織力を強化してきました。 システム構築にあたっては自助努力だけでなく、 取引先様からノウハウを得たり、 NRI をはじめ外部コンサルタントのサポートを得ながら仕組み作りを速やかに進めて来ることができました。
当地でリーダーとして組織運営、経営をするにあたり大事にされていることは何ですか。
赴任当初は日本企業の常識や考え方を一方的に押し込んで来ましたが、一緒に仕事を進めていく中でフィリピンでは特にMutual Understanding とCommunicationが一番大切であると学びました。お互いに国、文化、常識、相手を理解してリスペクトすることで強い信頼関係が構築されると思います。
NRI とのパートナーシップで得られた成果や気づきなどがあれば教えてください。
現地化 ・ 人材育成を進めるために、 先ずは経営層や幹部の意思疎通を深めることやコーチングスキルをあげる必要がありました。そこで実績のある NRI とパートナーシップを結びコーチングやチームビルディング等をコンサルティングしていただきましたが、 とても実効性があるものでした。また属人的で且つ不透明だった従来の人事制度を再構築するためにやはり NRI の力をお借りした結果、非常に透明で且つ国民性に沿ったポジションベースの新たな人事制度を構築することができました。
【今回のお客様】
企業名:Enomoto Philippine Manufacturing, Inc. (EPMI)
事業内容:コネクタ用プレス部品、リードフレーム、 インサート成形品及び金型用部品の製造・販売
WEBサイト:https://www.enomoto.co.jp/company/
インタビュー:Enomoto Philippine Manufacturing, Inc. (EPMI) 社長 馬場一也様
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