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第1回 フィリピン・ビジネスパーソンインタビュー / Bryan Tiu

お馴染みのフィリピンで活躍中のアノ人に直撃!日本人以外にもフィリピンには注目のキーパーソンが多く暮らしています。そこで、国籍問わず活躍中のビジネスパーソンにもフィリピンにおける「いろは」を語ってもらうコーナーがスタート!

I-Foodsグループ 代表取締役
Bryan Tiu ブライアン・ティウさん

18歳の時に飲食業界に足を踏み入れたというブライアンさんは、主力ブランドのPeri Peri Charcoal Chicken and Sauce Barを始め多くのレストランを手掛けるグループの代表。 ドミノピザのフランチャイズ経営からスタートし、その後自ら手軽に日本料理が楽しめるフードチェーンというコンセプトで「Teriyaki Boys」を誕生させた。 そして、現在に至るまでのサクセスストーリーを語って頂いた。

〈座右の銘〉
私の座右の銘は「貧欲であれ。勤強であれ。実現させろ」です。 人生においての失敗は私にとって大したことではありません。 失敗で新しいことを学び、さらに目標に向かって突き進むのみです。

 

 

編集部

 

これまでのご自身の経緯と飲食業界へご参入されたきっかけを教えてください。

 

Bryan Tiuさん

 

飲食業界に興味を持ったのは、食べることが大好きな家族の下で育った私にとって自然の成行り行き。飲食業界に足を踏み入れたのは私が18再の時でした。 ドミノピザのフランチャイズ経営を始めたのがきっかけです。 始めてすぐに4店舗をオープンするチャンスに恵まれ、飲食業界で成功できるのではないかという自信がつきました。 しかし、その後すぐに飲食業界に不況の波が訪れ私の店舗も閉店せざるを得ない状況となりました。
店はなくなったものの、常に何か新しいことをしたいという精神は捨てていませんでした。 そんな中、以前から夢であった日本料理で企業できないかと思い立ちました。
そして当時、フィリピンにはまだカジュアルな日本食レストランが今ほど多くなかったことから、手軽に日本料理が楽しめるフードチェーンというコンセプトで「Teriyaki Boys」が誕生しました。 Teriyaki Boysはオープンから5年間で10店舗に拡大、その後、Pancake Houseに売却しました。 Teriyaki Boysの成功のおかげで飲食業界での私の起業家としての自信がさらに増しました。
2006年、これまでいろいろと世界の飲食ちえーんを見てき自分の経験を生かし、フィリピンの人たちに手軽で楽しい食事を提供していきたいという思いからI-Foods Groupを設立しました。2010年頃になりうとフィリピンの外食産業は海外からの企業の参入が目立ってきました。 フィリピンを背負う企業として、外国企業に負けないブランド力が必要だと感じました。 それはフィリピン人の口に合い、且つ国際的な目新しさをアピールできるブランドです。 数ある分野の中から和食レストランとユニークさが売りの鶏肉料理を提供するレストランの二つの開発に力を注ぐことにしました。

 

 

編集部

 

日本料理がコンセプトのTeriyaki Boyのアイデアはどこから?

 

Bryan Tiuさん

 

フィリピン人は日本料理好きですし、私自身も日本に大変興味がありました。 また、フィリピンの人たちに低価格でユニーク且つ本格的な何かを提供したいという思いもあったからです。 フィリピンで和食を食べたいと思った時に、日本から参入しているファストフー店でもなく、高級で敷居の高い日本料理店でもない、フィリピンブランドの気軽な日本食レストランがあればいいなという思いからTeriyaki Boyは生まれました。

 

 

編集部

 

現在何軒のレストランを運営されていますか?

 

Bryan Tiuさん

 

日本ブランドだと、既存のTokyo Milk Cheese Factory、Letao、Ichiba Japanese Market、Konbini Japanese Groceryの4件に加え、Tokyo CafeとWafu Japanese Restaurantがもうすぐオープン予定です。 主力ブランドはミャンマーやセブ島を始め13店舗を展開するPeri Peri Charcoal Chicken and Sauce Barです。 Peri Periはさらに店舗拡大を計画中です。

 

 

編集部

 

I-Foodsが運営するレストランと他社レストランとの違いは?

 

Bryan Tiuさん

 

I-Foodsは海外から参入してきた人気フランチャイズチェーンとパートナーシップを結ぶのではなく、多国籍の料理を取り入れながらも地元に基づいた自社ブランドのレストランを運営しています。
Peri Peri Charcoal Chicken & Sauce Barで言えば、ただ鶏肉料理を提供するのではなく、Peri Peri Chickenというブランドを販売しているのです。 他社よりももっと先の何かを提供したい。 そして、市場を十分に調査し、自社ブランドがさらに活発化するような新しいことを始めていきたいと常に思っています。

 

 

編集部

 

I-Foodsの運営にあたり、大変だったことは?

 

Bryan Tiuさん

 

今までに一番大変だったことは創り上げてきたブランドをどのように展開していくか、ということでしょうか。 お客様にはワクワク感を持って来店してほしい、そのために他社とは違った新しいものを絶え間なく提供していかなければいけないと思っています。
我が社の日本食レストラン部門で言えば、日本の協賛企業と親密な関係を築くことでお客様により本格的なメニューを提供できるのでは、と考えてます。

 

 

編集部

 

今後I-Foodsをどのように発展させていくご予定ですか?

 

Bryan Tiuさん

 

一つには、フィリピンに参入する日本企業の窓口的な役割を担っていけたらと思ってます。 ここフィリピンには、日本企業のビジネスチャンスは沢山あります。 まだ計画段階ですがI-Foodsが運営するJAPAN TOWNを建設予定です。 現在は建設に向け、興味を持っていただいている各方面のベンチャー企業と打ち合わせを行っています。 日本は私がとても親しみを持っている国ですので、フィリピンの人たちにも日本をより近く感じてほしいと考えています。
また、日本の文化をより深く理解した上で、日本企業とパートナーシップを結んでいきたいと思っています。 正にその例として、Tokyo Milk Cheese FactoryとLetaoという2つの人気菓子ブランドとフランチャイズ契約を結びマニラに出店しました。
さらに、鶏料理の分野でもまだまだ可能性があります。 Peri Peri Charcoal Chickenは我が社の一押し、これからもさらに店舗拡大を狙っています。

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家庭医療のプラットフォームを展開するAIDEを創業したPaolo Bugayong氏。自身の経験からフィリピンの医療システムに課題を感じ、スマートフォンを通じて自宅で医療サービスを受けられるシステムを開発した。「成功に近道はない」を信条に、目の前の患者と仕事に全力で向き合い、サービスの拡大を目指す。
フィンテック分野で急成長を遂げているFirst Circle(ファーストサークル)の副社長を務めるMoritz Gastl氏。独自に開発した信用評価プロセスを基に、スタートアップやスケールの小さい企業の事業成長を資金面からサポートする。
現在経営するAdMov Marketing Solutionsを含めて、これまでに3社のスタートアップを起業したCapiral氏。企業に勤めた経験や経営者としての視点をもとに、新たなテクノロジーを使った広告を考案。広告業界を大きく変えるチャレンジを続ける。
Ernani Omar Cruzさんは医療保険管理システムを運営する「S t a s h 」のCEOだ。国際的なIT企業や金融、航空業界など様々な業界の大企業で働いた経験を生かし「Stash」を創立。
Ryan K. Cruz氏はRamen Yushoken(優勝軒)、Mendokoro Ramenba(麺処ラーメンバー)、Kazunor(i 和徳)というメトロマニラで名高い3つの日本食レストランの経営者だ。
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