ブログ
食べる
経済ニュース
コラム
求人情報

HOME >  コラム  >  フィリピンで役立つ!フィリピン法律あらかると第五十四回

フィリピンで役立つ!フィリピン法律あらかると第五十四回
広告
広告

『フィリピンの刑事罰とは』


今月の事例

Q.フィリピンにはどんな刑事罰があるのですか?

 

 

1.フィリピンの刑事罰


フィリピンで裁判で有罪となった場合、どのような刑罰が課されるのでしょうか?日本では死刑、懲役、禁固、罰金、拘留及び科料を主刑とし、没収が付加刑とされています(刑法9条)が、フィリピンでは以下の刑が改正刑法には規定されています。
(1).禁固刑
Reclusion Perpetua(20年と1日から40年の禁固)
Reclusion Tempora(l 12年と1日から20年の禁固)
Prision Mayor(6年と1日から12年)
Prision Correcciona(l 6月と1日から6年)
Arrest Mayor(1月と1日から6月)
Arresto Manor(1日から30日)
 
フィリピンの改正刑法は、各犯罪につき、その態様や被害の程度に応じて刑期を定めており、定められた刑期に応じて上記の名称で呼ばれています。また、Reclusion Perpetua以外についてはそれぞれ短期、中期、長期の3段階に分けられ、犯罪ごとに法定刑が定められています。例えば、住居侵入罪( Trespass to dwelling)の場合、暴力や脅迫を手段とする場合の法定刑は中期または長期のPrision Correccional、すなわち、中期(2年4ヶ月1日から4年2ヶ月)および長期(4年2ヶ月1日から6年)とされていますが、それ以外の手段による住居侵入の場合の法定刑はArresto Mayor、すなわち、1ヶ月1日から6ヶ月)とされています。裁判官は、法定刑の範囲で、諸事情を検討して具体的な刑を定め、判決でこれを言い渡します。
なお、フィリピンでは法定刑として死刑が存在しますが(国家反逆罪や海賊罪など)、現在は死刑の執行が廃止されており、死刑に相当する場合は30年以上の禁固。(Reclusion Perpetua)が適用されることになっています。
また、特別法違反の場合には終身刑( l i f eimprisonment)が存在します。
(2).罰金
禁固刑に加え、または単独で罰金刑が科されることもありますが、罰金刑の最高額は400万ペソ(国家反逆罪の場合)となっています。
(3)付加刑
上記の禁固及び罰金刑に加えて、公民権停止などが課されることもあります。
 
 
2..執行猶予


次に、フィリピンに執行猶予があるのかについて説明します。日本では裁判所が判決を言い渡す際に執行猶予が可能な場合、裁判官が執行猶予を言い渡します。一方、フィリピンにおいては、裁判所が判決を言い渡す際には刑の内容のみを言い渡し、執行猶予を言い渡すことはなく、法律に定められた執行猶予の申し立てができない場合に該当しない場合、被告人が判決の言い渡しがあった日から15日以内に執行猶予を求める申し立てを行い、裁判所が検討の上、執行猶予を許可します。
なお、以下の場合、執行猶予の申し立てを行うことができません。
①言い渡された刑が6年を超える禁固刑の場合
②国家の安全に関する犯罪を犯した場合
③6ヶ月1日以上の禁固及び/又は1000ペソ以上の
罰金の判決をかつて受けている場合
④既に執行猶予を受けている場合
また、判決に控訴した場合、控訴審の判決に対して執行猶予の申し立てを行うことは基本的にはできません。。

結論

A.禁固刑と罰金刑が主な刑罰であり、死刑は現在適用されていません。

 

本稿においてフィリピン法に関する記載につきましては、Quasha, Ancheta, Peña & Nolasco法律事務所の監修を受けております。



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

弊事務所は、下記のフィリピンの法律事務所と提携しており、フィリピン進出中の日本企業及び在留邦人の方々に日本語での法律面でのサポートを提供させていただいております。取扱業務:会社設立、企業法務、倒産、労務問題、税務問題、一般民事、相続等


Quasha, Ancheta, Peña & Nolasco
住所: Don Pablo Building 114 Amorsolo Street, 12290Makati City, MetroManila, Philippines
電話:02-892-3011(代表)・02-892-3020(日本語対応)
FAX:  02-817-6423
E-mail: japandesk@quasha-interlaw.com
URL: http://www.quasha-interlaw.com



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

(左) 弁護士 上村真一郎
(右) 弁護士 鳥養雅夫
(桃尾・松尾・難波法律事務所)
〒102-0083
東京都千代田区麹町4丁目1番地
麹町ダイヤモンドビル
電話:+81-3-3288-2080
FAX:+81-3-3288-2081
E-mail: uemura@mmn-law.gr.jp
E-mail: torikai@mmn-law.gr.jp
URL: http://www.mmn-law.gr.jp/

広告
広告
広告

法律あらかると

フィリピンの個人情報保護法の施行の現状はどうなっていますか?
ラグーナ州内に製造工場を新設する予定なのですが、フィリピンにはどのような環境規制があるのですか?
産休に関する法律が変わったと聞きましたが、フィリピンの産休制度はどう変わりましたか?
プレビルドのコンドミニアムを購入したのですが、引渡予定時期になってもまだ完成していません。何かできることはありますか?
フィリピンの会社相手に損害賠償を請求する民事裁判を提起することが考えていますが、フィリピンの民事裁判制度はどうなっていますか?

法律あらかると 一つ前のコラムを見る

法律あらかると
販売した商品の代金を買主が支払わないため、買主の資産に対する仮差押を行いたいのですが、可能ですか?

その他

みなさん、こんにちは。フィリピン住みます芸人「ハポンスリー(HPN3)」の田中です!今回は「ミニ四駆の大会に行ってきました!」です。
『フィリピンで犯罪があった場合の手続って?』
今回はフィリピンの刑事手続についてお話しさせていただきます。
前回はゴルフクラブを手に入れよう、という話をさせて頂きましたが、少しだけ前回の続きを。ゴルフクラブに入れる14本のクラブのうち、マイクラブとして最初に手に入れたいのはやはりドライバー(1番ウッド)ではないでしょうか。ホールごとの1打目であるティーショットで一番多く使うクラブはドライバー。
フィリピンに住んでいるとタトゥーを入れた人をよく目にします。 ほとんど全員入ってるんじゃないか?と思ってしまうくらいいます。 フィリピンでタトゥーはオシャレのひとつで、髪を染めるくらい気軽にやっている気がします。
みなさん、こんにちは。フィリピン住みます芸人「ハポンスリー(HPN3)」の井上です!今回はクリスマスも近いということで、クリスマスに食べられる、プトブンボンとビビンカを紹介します!
フィリピンの会社相手に損害賠償を請求する民事裁判を提起することが考えていますが、フィリピンの民事裁判制度はどうなっていますか?
今やフィリピンを代表する産業に発展したBPO業界。その成長を影で支えてきたのがDTSI (Diversified Technologies Solution International) GROUPです。そこで活躍する伊藤新吾さんの物語もとても興味深いものでした。
今回の食材 ●イカ缶(SQUID CAN)
缶詰で、パパっと本格! イカのリゾット
皆さんこんにちは!ハポンスリーの井上です! 今回お仕事で日本に帰らせて頂いたので 僕の出身地広島にある平和公園を紹介したいと思います。
今回は「スービック観光」です。 前回もスービックに釣りに行きましたが、今回はスービックに観光にいきました。 スービックはマニラからバスで三時間ぐらいのところで、綺麗な海があります。
フィリピン不動産賃貸ポータルサイト  |   フィリピン留学 留学プライマー  |   フィリピン求人 求人プライマー  |   Travel agency for Japan - Primer Luxe Travel