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フィリピンで働く人図鑑 Vol.1 / 上小牧拓馬さん





フィリピンの人材紹介業
Reeracoen ネオキャリアグループ

代表 上小牧拓馬さん
1989年8月5日生まれ
在比歴 8ヶ月 恋人いない歴 2年
普段のランチ: オフィスの前の弁当屋で購入(平均予算は90ペソ)



お仕事の内容について

人材ビジネスをこの国で立ち上げるため、既に日本やインドネシア、ベトナムで事業を展開しているネオキャリアグループの関連会社代表として来ました。現在は、人材紹介会社Reeracoenの代表として、会社全体のマネージメントはもちろん、登記、経理、人事、営業、広報もやります。全部、僕がマネージャーという状況です。




    

     フィリピンに来たきっかけは?

新卒で入社したネオキャリアで、西澤社長が海外展開を検討しているといった話を聞いたときに、僕も興味が出始めました。一方的に指示されたのではなく、僕と社長の頭にフィリピン進出の思いがあり、それが合致したという感じです。



    

     英語はどうやって身につけた?

学生時代に約16カ国をバックパッカーとして周遊した経験があり、自然と英語が身につきました。フィリピンは2014年に仕事で来たのが初めて。暑くてジャングルみたいで、生活がしづらい、街中にきれいなインコが飛び交っているような場所かなと思っていたら、ものすごいイケてる、発展している。来るまではすごく不安だったんですけど、来てからこれ絶対やれるな、チャンスあるなって思いました。



    

     苦労する点は?

予想外に日本人とフィリピン人が似ていること。例えば「お客様のところに面接に行ってくださいね」って求職者を連れていきます。タイだと「明後日行くの嫌だ、行かない!」って断るんですよ。でもフィリピンでは言ってくれないんです。「On the way(今向かっている途中です)」とかって言うんです。そうすると、約束時間を過ぎてお客様から「予定してた面接者、来てないけど大丈夫?」って言われて謝りに行って。嫌とは言えないシャイな感じというか。その気質は日本流というか。今は面接30分前にうちの会社に来てもらって推薦書を渡して、取りに来ない人はキャンセルにしますというシステムを作って解決しました。

あと、自分の経歴を良く見せようと嘘をついちゃうところ。フィリピンだけですよね、メディカルクリアランス(健康診断書)やポリスクリアランス(無犯罪証明書)を要求して正社員にするって。

そして、係数感覚がほかの国と比べて低い。算数が弱いんですよね。営業の売り上げを計上しなきゃいけないときに違う数字がぽろっと出てきたりしまいます。



    

     仕事のやりがい

フィリピンって、今失業率が7.3%で東南アジアは一番高い。求人倍率30倍で、企業側はやりたいことがいっぱいあるのに求職者が付いてこないっていう人材マーケット。その国で人材紹介をして、紹介した求職者さんが入社してから1か月後に求職者さんや企業さんに連絡するんですけど、その時に「おかげさまですごく頑張ってくれててうちの会社も右肩上がりでうまくいってます。」っていう声を聞いたときに、やっててよかったなって思いますね。



    

     フィリピン人採用のコツは?

僕が一番大事にしているところは素直さですね。自分で自分の失敗に気付けるだとか謝ることができる、そういう子はやっぱり採りますね。そういう子って一緒に仕事していてもすぐに僕が注意する前に自分の失敗に気付いて変えていけることができるので。そういう人は信頼できますよね。



    

     休日の過ごし方

プライベートはほぼないです(笑)。時間のあるときは休日にマーケットに行って、ビールをひっかけて、そのままサウナでガッと汗を流しているくらいでしょうか。あとは部屋の掃除。きれい好きなんです。



    

     尊敬する人

ネオキャリアの西澤社長。身内なのであまり言わないようにしているんですが、一緒に仕事する人の中で一番尊敬していますね。熱血って感じではないんですが、仕事のレベルがすごい。色々な案件がある中ですごく細かい部分まで覚えている。一週間くらい前に話した小さい話を「上小牧君、あれどうなったの」「あそこはどういう風にするって判断したの」とか、がんがん来て、すごくつめられたりしました。今はやっと事前に準備して、答えられるようになりました。



    

     これからのキャリア

やっぱり西澤社長をすごいなって思っているうちは、僕は起業してもだめだなって思っているんで。今はやっぱり人材紹介会社ナンバーワンですね、フィリピンで。何なら今期中にでもやりたい気持ちでいます。今後、世界的に人材供給の拠点になっていく国だとは思うので。早くそのようなフィリピンを作るためにも、まずはうちがナンバーワンを目指しますね。





    

     カバンの中身拝見

ノートPC、会社資料、手帳は必須。エナジードリンクコブラも多いときは二本カバンに入っています。手紙は日本にいた頃の同僚からフィリピン転勤前にもらったもの。ふとした時に読み返しては元気をもらってます!

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26歳で今の会社をフィリピンで立ち上げ、最初はオンライン英会話からスタートしました。現在では、語学事業の中でより幅広くオンライン英会話、語学留学、海外インターンシップ、オープンカレッジ、フィリピン現地の駐在員の方たちを受け入れる、通学可能な英会話教室も運営しています。
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