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商船三井、フィリピンで8月に自営商船大学を開校

2018年5月10日

商船三井(本社:東京都港区)が、フィリピンのカビテ州ダスマリーニャス市サリトラン(首都マニラから南に約30km)においてマグサイサイ・マリタイム社と共同で開設準備を進めている商船大学「MOL マグサイサイ・マリタイム・アカデミー(MMMA)」について、このほどフィリピン高等教育庁から正式な開学認可を取得し、今年8月の開校が決定した。

    マグサイサイ・マリタイム社はフィリピン最大級の船員配乗会社で商船三井のフィリピンでのパートナーである。1997年には、船員配乗会社「マグサイサイ MOL マリタイム」を共同で設立した。

    商船三井はこれまでも、船舶運航での高い安全基準を支えるフィリピン人船員の育成を目的に、自社訓練船での専属講師と乗組員による訓練航海や、フィリピン政府の推進する産学連携制度のもとに、提携商船大学から選抜した3年生を対象に商船三井ループ施設での教育・訓練を実施する「職員候補生プログラム」を実施してきた。

    今般開校する商船大学MMMAは、これまでに700名以上の船員を輩出してきた職員候補生プログラムを通じて培った実績と知見をもとに、発展的に拡張し、さらに高い水準の船員を安定的に育成するものである。

    MMMAの施設はすでに完工し、最大の特長である訓練施設「シップ イン キャンパス」は、外観だけでなく、実習設備の配置も可能な限り卒業後に乗船する実船に近づけることで、即戦力養成につながるトレーニングを行える実習棟である。9月にはフィリピン政府等からの来賓を迎えて、開学式典を開催する予定である。なお、MMMAの設計・施工は三井住友建設によって行われた。

    フィリピン人船員は商船三井運航船乗組員の中核を担っており、フィリピンに自営商船大学を設立することで安定的に良質な船員の育成を図り、経営計画「ローリングプラン2018」における強化項目である「海技力」をより向上させ「世界最高水準の安全運航」の実現を目指す。

<商船大学MMMAの概要>
学校名 : MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.(4年制の商船大学、全寮制)
建設地 : カビテ州ダスマリーニャス市サリトラン(首都マニラから南に約30km)
規模 : 敷地面積 約13.2ヘクタール(東京ドーム約2.8個分)、建物延床面積 約3万平米
校舎:RC造(地上5階建) 
その他:宿舎1棟(地上3階建)、教室棟1棟(地上3階建)、 疑似訓練船(RC造5階建)複合棟(一部3階建) 
設計・施工 : 三井住友建設
学生数 : 1学年あたり最大300名(航海科、機関科各々で150名)
開校 : 2018年8月
(18年5月8日の株式会社商船三井ニュースリリースなどより)

 

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