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フィリピンユニクロ、ASEAN初の50店体制構築

2018年5月10日

<SMとの合弁事業順調>
 ファーストリテイリングはフィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営を目的として、2012年1月にSM リテール社と共同出資して合弁会社「ファーストリテイリング・フィリピン社(FRPI、所在地:マニラ首都圏パサイ市、当初資本金:4億ペソ)を設立した。ファーストリテイリングの出資比率は75%である。合弁相手のSMリテール社は、商業施設運営、銀行、不動産、ホテル、コンベンション事業などを展開するフィリピン最大級のコングロマリットであるSMインベストメンツ社の子会社であり、小売業におけるリーディングカンパニーで50年以上の歴史を誇っている。ユニクロ フィリピン(比ユニクロ)1号店は、2012年6月15日、巨大ショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」に出店された。

<4月に2店開店予定、50店体制を視野に>
 比ユニクロ店舗数は、初出店から約1年後の2013年5月に4店、13年11月には10店に達した。14年12月に20店、約4年後の16年5月に30店、そして、16年12月に35店、約5年後の17年5月には37店と増加してきている。その後も出店が加速、17年末には47店体制となった。

 18年第1四半期は出店一服となったが、4月に48号店と49号店がオープンした。そして、5月25日に、ミンダナオ島ジェネラル サントス市のショッピングモール「SMシティジェネラル サントス」1階にフィリピン50号店がオープンする予定である。現在、マカティ市のグリーンベルト5店が改装のため休業中であるが、50店体制が構築されたことになる。初出店時に掲げられた「数年で50店体制」という目標が達成されたといえる。

<地方にも積極出店、ミンダナオでも4店体制に>
 15年央までは、マニラ首都圏を中心とするルソン島での出店に限られていたが、それ以降は首都圏周辺以外にも幅広く展開しつつある。まず2015年に、マニラ首都圏に次ぐ都市圏であるセブに2店をオープンした。そして、現在セブを中心とするビサヤ地方での店舗数は5店となっている。さらに、ドゥテルテ大統領のお膝元であるミンダナオ島においても、2017年5月末から6月にかけて、一気に3店が出店された。今回のジェネラル サントス店オープンで4店体制となる。
 これらの結果、50店の内訳(比ユニクロの分類)は、マニラ首都圏大型店舗:10店、マカティ市店舗(マニラ首都圏大型店舗以外の店舗、以下同様):3店(1店は改装で休業中)、中央マニラ店舗:11店、北部ルソン店舗:8店、南部ルソン店舗:9店、ビサヤ店舗:5店、ミンダナオ店舗:4店となる。

<出店数ASEAN首位の座固める>
 下表の通り、2013年8月末時点ではフィリピンのユニクロ店舗数は6店で東南アジア(ASEAN)においては、シンガポールの12店、マレーシア10店、タイ10店の後塵を拝し、第4位にとどまっていた。しかし、2017年10月末には43店で、マレーシアの42店を上回る単独トップに浮上した。上記のとおり、今年4月末には49店に達しており、今回の出店などにより、ASEAN出店数首位の座は更に強まることになる。

 

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