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【フィリピン経済ニュース】比トヨタ、上半期は51%減収で77%減益に

2020年8月18日

大手商業銀行であるメトロポリタンバンク&トラスト(メトロバンク)グループの持株会社GTキャピタル・ホールディングス(GTCAP)がトヨタ車事業を強化してきている。GTCAPは、トヨタ自動車の製造・販売拠点であるトヨタモーター フィリピン(TMP)の株式保有比率を51%に高めているほか、有力販社であるトヨタ マニラベイ(TMBC)の58.05%を保有している。さらに、2014年9月には、トヨタ ファイナンシャルサービス フィリピン(TFSPC)株式40%を取得した。

これらのトヨタ関連各社は各々存在感を強めている。特に、TMPの強さが際立っている。新車販売シェアは断トツであり、2019年まで18年連続でフィリピン自動車市場の三冠王(総販売台数、商用車販売台数、乗用車販売台数いずれもトップ)となっている。個別モデル販売ランキングにおいても、常に上位を独占している。

 

8月17日発表のGTCAP2020年上半期事業報告書によると、TMPの2020年上半期(1月~6月)の卸売ベースの販売台数は前年同期比(以下同様)54.1%減の3万3,392台にとどまった。小売ベースの販売台数も51.5%減少したが、その減少率は業界全体の52.6%を下回った。その結果、TMPの2020年上半期の市場シェアは38.5%と引き続き高水準、前年同期の37.6%から更に上昇した。

1月央のタール火山噴火、新型コロナ感染拡大やその対策としての3月央からの地域隔離措置が大きく影響した。その中での販売上位車種はサブ・コンパクトセダン「ヴィオス」、バン「ハイエース」、ピックアップトラック「ハイラックス」、多目的車「イノーバ」、ミニハッチバック[Wigo」であった。

これらの結果、2020年上半期の売上高は50.7%減の375億ペソ、粗利益は46.2%減の49億6,530万ペソとなった。粗利益率は9.2%で前年同期の9.7%から低下した。そして、営業利益は77.7%減の12億8,850万ペソ、帰属純利益は77.1%減の9億9,440万ペソへと急減した。新型コロナ感染拡大や地域隔離措置の影響が本格顕在化した第2四半期の帰属純損益は約4億4千万ペソの赤字(手許計算)となったと見られるが、非常に厳しい逆風下のなかで、上半期の純利益が約10億ペソに達したことが注目される。

 

下表の様に、年間ベースの帰属純利益は2013年が前年比50%増の42億ペソ、14年が同71%増の72億ペソと連続で急増した。そして、15年には100億ペソの大台を突破、さらに、16年、17年と続伸し、3年連続で100億ペソの大台を突破した。2018年は車両税改定という一時的要因などで減益となり100億ペソを割り込んだが、2019年は回復に転じた。2020年は続伸が期待されたが、火山、新型コロナウイルスという予想外のファクターで視界不良となっている。

 

なお、TMPは、1988年8月3日にトヨタ自動車のフィリピン車両製造/販売拠点として設立された。出資比率はトヨタ自動車34%、三井物産15%、GTキャピタル(GTCAP)51%となっている。現在、「ヴィオス」や「イノーバ」を現地生産しているほか、各種乗用車、商用車の輸入販売、国内向け部品販売、部品輸出などを手掛けている。また、販社「レクサス・マニラ」を通じて、ハイブリッド車を含む各種レクサス車の輸入販売を行っている。2009年1月に開業し昨年10周年を迎えた「レクサス・マニラ」は三井物産との合弁企業であり、TMPCの出資比率は75%、三井物産の出資比率が25%となっている。

 

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【Chao Chao Gyoza Bar チャオチャオ餃子バーは閉店しました】控えめの照明に心地よいインテリアが素敵な店内。壁画は、イラストレーター、千秋育子さんの作品です。 彼女がフィリピンまで出向いて作成されました。日本では餃子はビールと一緒に食べることが一般的。この文化を取り入れ、バーでは様々な餃子をお酒(ウイスキー、日本酒、ソジュ、カクテル)と一緒に提供しています。

【Chatto Bites チャットバイツは閉店しました】【マカティ】マカティのAssembly Grounds at The Rise の2階にオープンしたChatto Bites。サルセドのカジュアルダイニング、Ikomai and Tochiと同じグループのレストランです。唐揚げバーガー(P200)や照り焼きバーガー(P200)、味噌チキンバーガー(P230)など、日本の味付けが嬉しいバーガーメニューが並びます。

【FUKUROU 梟は閉店しました】もつ鍋激戦区博多でも美味しいと評判のもつ鍋専門店 梟がマニラにオープン。新鮮な小腸を「旨み・質感」を損なわないよう丁寧に処理しております。食べた瞬間、口いっぱいに広がるジューシーさは博多のグルメも絶賛。

【WASHOKU MUSASHI TEI むさし亭は閉店しました】日本で「とんかつ和食武蔵」や「まるとん本舗」などのお店を持つ「とんかつの武蔵グループ」がBGCにオープンした和食レストラン。とんかつ、ラーメン、コーヒーそれぞれに専門の職人がついているというこだわりよう。

【ICHIDAIGEN 一代元は閉店しました】当店の厨房で、朝からじっくり、ゆっくり時間をかけてコトコト煮込んだ自家製らーめん&ラーメンスープ。

【追記:Azami あざみは閉店しました】パサイロードに構える和食レストラン。とてもリーズナブルな価格で、周囲のオフィスから多くの日本人が食事に来る人気店。メニューの種類が多く、簡単な一品料理からセットメニューまでなんでも揃っている。お寿司は一貫から注文可能で、ネタによってP60~P190。

【マカティ】ナポリ風ピザを専門とするイタリアンレストラン。11時〜19時30分までテイクアウトとデリバリーが可能。注文量や配達の状況によってはケソン市やアラバンまでデリバリーも可能とのことなので、まずはお問い合わせを。メニューは公式FBから。デリバリーのオーダーは7978-8325か0917-677-8325まで。

Molito Alabang complexを拠点に、10年に渡って、美味しい韓国料理を提供してきた人気韓国料理店、ソガ・ミガ。この度、Alabangの、Festival Mallへ移転をしました!

【マカティ・レガスピ】グリーンベルトの筋向いに構えるカフェレストラン。コーヒーはインドネシアでもトップのコーヒー豆業者のMerdeka Coffeeから。メニューは主にオーストラリアとニュージーランドの料理で、ピザ、パスタ、サンドイッチなどの軽食が多い。

立ち食いそばの名店「小諸そば」のフランチャイズ店で、今から23年も前にフィリピンに上陸した老舗。ローカル向けにコストを抑えつつも、日本と同じクオリティーを維持しながら今日に至り、今では各地に4店舗の支店を構えている。その小諸そばから、マカティ・BGCのオフィスランチ向けに小諸弁当デリバリーサービスが始まりました。

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