これでわかる！フィリピンのリース業界

フィリピンのリース業界は、機械・設備リースと不動産リースの2つのセグメントで構成されています。リース業界は近年のフィリピン経済の成長により、需要が増加しています。特に、中小企業の拡大や新興産業の進出に伴い、機械・設備のリースが増加しています。また、都市部での不動産需要の高まりにより、不動産リースも活発に行われています。さらに、フィリピン政府のインフラ投資や経済振興策により、リース業界はさらなる成長が期待されています。しかし、リース業界はフィリピン証券取引委員会（SEC）が監督・規制しており、外国企業がリース事業を展開する場合は、特定の条件を満たす必要があります。適切な規制と取引の信頼性が求められる分野でもあります。

(参考文献： CreditBPOのレポート、The Securities and Exchange Commission (SEC) of the PhilippinesなどをもとにPrimer作成）

2023年8月号（vol. 184）より掲載。