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フィリピンの卸会社紹介

フィリピンの卸業界は、小売業界や製造業界にとって重要な役割を果たしており、特に食品卸業が中心となっています。業務用の調理器具、台所用品、ホテル、レストランへの食品の卸、また、工場用製品の輸入販売などをおこなう企業を紹介します。

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これでわかる! フィリピンの卸業界

 

ここでは、フィリピンの卸業界のうち、特に食品卸業界についてご紹介します。

 

フィリピンの食品卸業界の市場動向

 

今回は食品卸のうち、フィリピンにおける日本食材についてまとめました。フィリピンにおける日本食材の需要は、近年著しく増加しています。特に都市部では、日本食レストランの増加や高級スーパーマーケットでの日本食材の取り扱い拡大が顕著です。

 

2023年時点で、フィリピンの日本食材市場規模は約1.2億ペソと推定されています。日本食レストラン店舗数は、2021年の581店舗から2023年には760店舗へと約12.5%増加しているという統計もあります。 この成長は、フィリピン人消費者の健康志向の高まりや日本食の人気上昇、加えて日本からの旅行者の増加によるものと予測されます。

 

人気の食材としては、日本産の高品質な魚介類、肉類への関心が高まっています。特にサケやマグロは刺身として人気があります。またフィリピン全体の牛肉輸入に占める主な輸入先はブラジル、インド、オーストラリアなどとなっていますが、2014年5月にフィリピン向けの日本産牛肉の輸出が解禁されて以来、徐々に輸入量が増加しています。 特に高級レストランやホテルを中心に、日本産和牛の需要が高まっています。日本産牛肉は高級品として位置づけられており、主に富裕層向けの市場で消費されています。

 

プライマー2025年1月号(vol.201)より

 

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