フィリピンの印刷会社紹介
フィリピンの印刷業界は、商業印刷物やオフィス用のプリント、製造過程で特殊な加工を施す特殊印刷など、さまざまな分野に分かれています。レーザーやインクジェットなどプリンター機器から、シルク印刷、タンポ印刷までフィリピンの印刷関連企業を紹介します。
Global Mocom Transcending Inc.(GMTI)
グローバルモコムトランスセンディング
組立部門ではSMT実装から組立、最終梱包まで、効率的・安定的に供給できる生産体制を整えております。樹脂成型部門では18トンから450トンまで40台の射出成型機を揃えており、樹...
ブラザー・インターナショナル・フィリピン・コーポレーション
BROTHER INTERNATIONAL PHILIPPINES CORPORATION
これでわかる！ フィリピンの印刷業界
ここでは、フィリピンの印刷業界の市場動向をご紹介します。
フィリピンの印刷市場は、2023年には約1億米ドルと推定され、年平均成長率（CAGR）6.1％で、2019年から2023年の間に7.8％のCAGRで成長すると予測されています。この成長は、主に中産階級の拡大、包装需要の増加、マーケティング活動への投資増加などが要因です。
フィリピンの印刷業界は、オフセット印刷が依然として主流（85％）ですが、デジタル印刷（15％）は急速に成長しています。近年では、書籍、雑誌、新聞などの伝統的な印刷物に加え、商業の活発化にともなって包装材、ラベル、商業印刷物などの需要も高まっています。またフィリピンの印刷業界は、主に中小企業（約60％）で構成されています。近年では、海外企業の参入や大企業のM&Aなどが活発化しており、業界再編も進んでいます。近年、東南アジア市場の成長性に着目した日系を含めた外資系印刷会社の参入も活発化しています。海外企業は、先進的な印刷技術やノウハウ、豊富な資金力を活かして、市場シェアを拡大しています。
ただ、フィリピンの印刷会社は、電力の安定供給や物流網の整備などインフラ整備の遅れているのが課題です。またデジタル化に対応するため、最新の印刷技術の導入や人材育成が必要とされています。
プライマー2024年5月号（vol. 193）より
