フィリピンの印刷会社紹介
フィリピンの印刷業界は、商業印刷物やオフィス用のプリント、製造過程で特殊な加工を施す特殊印刷など、さまざまな分野に分かれています。レーザーやインクジェットなどプリンター機器から、シルク印刷、タンポ印刷までフィリピンの印刷関連企業を紹介します。
Global Mocom Transcending Inc.(GMTI)
グローバルモコムトランスセンディング
組立部門ではSMT実装から組立、最終梱包まで、効率的・安定的に供給できる生産体制を整えております。樹脂成型部門では18トンから450トンまで40台の射出成型機を揃えており、樹...
ブラザー・インターナショナル・フィリピン・コーポレーション
BROTHER INTERNATIONAL PHILIPPINES CORPORATION
これでわかる! フィリピンの印刷業界
ここでは、フィリピンの印刷業界の市場動向をご紹介します。
フィリピンの印刷業界は、商業印刷、パッケージング、出版物など多岐にわたる分野で構成されており、特に食品や医薬品のパッケージ印刷の需要が高まっています。 市場規模は2023年時点で約1億米ドルと推定され、年平均成長率(CAGR)は6.1%と堅調な成長を示しています。 業界は主に中小企業(約60%)で構成されており、デジタル印刷技術の導入が進む中、短納期や小ロット対応が可能となり、多様なニーズに応える体制が整いつつあります。
フィリピン特有の特徴として、英語とフィリピノ語のバイリンガル市場であることが挙げられ、多言語対応の印刷物の需要が高く、海外からの受注も見込まれています。また外資系企業の参入も進んでおり、特に日本や韓国の印刷機器メーカーが現地に進出し、最新の技術を提供しています。
今後の課題としては、環境対応が挙げられ、持続可能な印刷材料の使用や廃棄物の削減が求められており、業界全体での取り組みが必要です。
プライマー2025年5月号(vol. 205)より