フィリピンの厨房機器販売企業紹介
フィリピンの厨房機器市場は、外食産業の成長と都市化に伴い拡大しており、高性能で省エネ設計の機器が注目されています。外資系企業の参入も進み、日本企業も市場拡大を図っています。今後、スマート技術や環境配慮型製品の需要増加と競争激化により、製品の多様化と価格競争が進む見通しです。
ホシザキフィリピン / Hoshizaki Philippines Corp.
ホシザキ株式会社は1964年に日本で誕生、全自動製氷機の開発で初めて市場に登場し、日本国内でもトップシェアを獲得し、世界シェアトップレベルを誇っています。主要製品には、全自動...
フィリピンの業務用厨房機器ならFUJIMAK PHILIPPINES CORPORATION / フジマック・フィリピン
業務用厨房機器大手メーカーのフジマックがフィリピンで事業開始。レストラン、ホテル、食品工場、従業員食堂、ケータリング、病院、船舶どの分野でも対応可能。日本で培った70年以上の...
これでわかる! フィリピンの厨房機器業界
ここでは、フィリピンの厨房機器業界の市場動向をご紹介します。
フィリピンの厨房機器業界は、経済成長と外食産業の拡大に伴い、近年著しい発展を遂げています。
フィリピン国内の業務用厨房機器市場規模は、世界市場の動向から推測すると、拡大傾向にあります。例えば、2023年の世界の業務用厨房機器市場は約1,016億米ドルとされ、2030年までに約1,543億8,000万米ドルに達すると予測されており、この成長トレンドは、フィリピン市場にも反映されていると考えられるでしょう。
フィリピンの厨房機器は、伝統的に、地元の食文化や調理方法に適応したシンプルなデザインが主流でした。しかし、都市化の進展と外食産業の成長により、最新の技術を取り入れた高性能な業務用厨房機器への需要が高まっています。特に、省エネ設計や多機能性を備えた製品等が注目されており、スチームコンベクションオーブンや専用調理器など、調理スタッフの作業効率を向上させる機器が注目されています。
フィリピンの厨房機器市場では現在、外資系企業の積極的な参入が見られます。例えば、2024年4月、日本の業務用厨房機器メーカー・ホシザキは、フィリピンのフードサービス機器輸入販売大手・テクノラックス エ
クイップメント アンド サプライ社(TLX)とHKRエクイップメント社(HKR)の2社を買収しフィリピン市場での販路拡大を図っているのが一例です。
今後の見通しとして、フィリピンの厨房機器市場は、外食産業の成長や都市化の進展に伴い、今後も拡大が予想されます。特に、スマート技術を活用した機器や、環境に優しい製品への需要が高まると考えられます。また、外資系企業の参入が市場競争を活性化させ、製品の多様化や価格競争が進む可能性があります。これにより、消費者はより高品質で多機能な厨房機器を手頃な価格で入手できるようになると期待されています。
プライマー2025年1月号(vol.201)より