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フィリピンの保険会社紹介

フィリピンの保険業界は、一定の成長を示しており、主要な保険商品には、生命保険、健康保険、自動車保険、火災保険、旅行保険などがあります。さまざまな保険を取り扱うフィリピンの保険会社や保険代理店を紹介します。

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これでわかる! フィリピンの保険業界

 

フィリピンでも保険への関心が高まっています。 まずは、フィリピンの保険業界の概況をチェックしましょう!ひとくちに保険といっても、フィリピンでも日本と同じく損害保険あり、生命保険あり、それぞれの種類もざまざま。フィリピンで役立つご自身やご自身の会社にあった保険選びについて、Cotton And Diaz Insurance Services, Incorporated/コットン&ディアス石井大祐さんにお聞きしました。

 

フィリピンの保険業界の市場概況

 

フィリピンの保険会社の総数は2021年から2022年にかけてわずかに減少し、135社から134社となりました。また業界全体の純利益は2021年の47,752.4百万ペソから2022年には46,679.3百万ペソに減少した一方で、総資本金と保証基金は2021年の7,429.9百万ペソから2022年の8,007.4百万ペソに増加しました。その半面、投資資産の総額は2021年の1,839,251.2百万ペソから2022年の1,823,802.5百万ペソに減少しました。資産と純資産が成長した一方で、業界全体の純利益は減少していることから、収益性に課題があることが伺えます。また、保険業の普及率(総保険料のGDPに対する割合)は2021年の1.93%から2022年の1.73%に減少し、保険業界の国民経済への寄与の低下が伺えます。

 

(参考文献: CreditBPOのレポート、The Securities and Exchange Commission (SEC) of the PhilippinesなどをもとにPrimer作成)

 

 

業界インタビュー:フィリピンの保険 徹底解説

 

■フィリピンの保険の種類

 

フィリピンで暮らす私たちの生活の安心をささえてくれる保険ですが、保険の種類は日本とほぼ同様、下記の保険があります。

 

 

■フィリピンの保険の種類 ①医療保険 ②自動車保険 ③火災保険 ④その他今注目される保険

■フィリピンの保険会社

■保険選びに困ったら総合保険代理店へ

※●日本人もしくは外国人が陥りがちな保険に関するトラブル フィリピン国内で有効、おすすめな保険商品
 ●得意とする分野、商品、利用者にとってのメリット これから保険に入られる方へのメッセージ など

 

■フィリピンの保険の種類

フィリピンで暮らす私たちの生活の安心をささえてくれる保険ですが、保険の種類は日本とほぼ同様、下記の保険があります。

フィリピンの保険の種類

■損害保険

●自動車保険  ●火災保険 ●海上保険 ●工事保険 ●傷害保険 ●賠償責任保険 ●サイバー保険 ●取引信用保険 等

■生命保険、その他

●生命保険 ●医療保険 ●退職金積立ファンド 等

 

ここでは、フィリピンで日本人が加入できる(使用できる)保険について医療保険、自動車保険、火災保険、その他今注目される保険の4つに分けてご紹介します。

 

①医療保険

<日本で加入>

フィリピン滞在中の病気や怪我に備える保険として海外旅行傷害保険があります。東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパンなど、様々な保険会社がサービス提供しています。基本的には日本で加入します。補償内容にもよりますが、年間保険料は20万円ほどです。

その他に、クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険も便利です。ただ、付帯サービスでは必ずしも補償内容が手厚いわけではないですし、保険が適用される期間は90日間以内であるカードが多いです。また、利用付帯タイプ(クレジットカードで一般的には航空券に該当する旅費を支払った場合もありますので注意が必要です。

保険を利用される場合は、各保険会社指定のホットラインにお電話されるか、ジャパニーズヘルプデスクをご利用ください。

ジャパニーズヘルプデスク 
HP:https://www.j-helpdesk.jp/

・海外旅行傷害保険のコロナ対応に関する情報はこちらをご覧ください。
https://note.com/c_d_2003/n/ndc77a57fcc48

 

<フィリピンで加入>

 

フィリピンで医療保険に加入する場合、民間の保険会社が提供する医療保険に加入することになります。フィリピンは日本と違って、公的な医療保険制度が充実していません。(フィルヘルスの保障はかなり限定的で医療費の1割程度がカバーされる程度です。すなわち約9割が自己負担となります。

医療保険を提供している保険会社はHMO(Health Maintenance Organization)と生命保険会社があります。HMOは医療保険専門の会社で、Maxicare社やIntellicare社などが有名です。生命保険会社は生命保険の特約として医療保険を提供しています。
通常、年間保障額は10万ペソ前後です。保障額を増やしたい方には、150万ペソまでカバーされるパシフィッククロス社の保険などがお勧めです。

 

・高額医療費への対応に関する情報はこちらをご覧ください
https://note.com/c_d_2003/n/ne31967e20b71

また、フィリピンでは企業が正規雇用の従業員に対して医療保険を付与するのが一般的です。従業員にとって医療保険は給与の次に関心が高いテーマとなっているようです。

 

・フィリピン医療保険の概要は下記noteをご覧ください。
https://note.com/c_d_2003/n/na51eb4297159

 

②自動車保険

 

日本と同様に強制保険と任意保険があります。フィリピンでは、交通事故の被害者になった場合、相手方(加害者)が無保険である場合には泣き寝入りするしかないのが現状です。ジプニーやトライシクルはほとんどが無保険です。自分の身は自分で守るために、任意保険にも加入することをお勧めします。(なお、レンタカーはレンタカー会社が通常は加入します。) ご注意点として、フィリピンでは対人対物賠償と搭乗者傷害の補償額が10万ペソ前後であることが一般的です。外国人相手の場合はより高額になるようです。不安に感じる方は補償額の引き上げが可能かどうか、ご利用の保険ブローカーや保険会社に相談すると良いでしょう。

 

③火災保険

 

現在フィリピンでの不動産投資が人気です。コンドミニアムなどを購入した場合、火災保険に加入することをお勧めします。特にフィリピンではスプリンクラーの水漏れ被害が多いので、補償されているか確認しましょう。 工場やオフィスも火災保険の加入をお勧めします。 建物、生産設備、備品、在庫品、内装などの資産が対象となります。フィリピンでは火災事故の他に、落雷、台風、洪水、地震など自然災害が多く発生する地域ですので、それらの損害も補償内容に含めるようにしましょう。

 

④その他、今注目の保険は?

フィリピンの保険会社が提供する海外旅行傷害保険があります。フィリピン在住者の方が出張や旅行で海外に行く場合に加入できます(パスポートがあれば加入できます)。フィリピン国内での出張や旅行もカバーされます。 生命保険は日本と同様に終身保険と定期保険があります。法人向けの商品の中には従業員への福利厚生を充実させる観点からご検討してみてはいかがでしょうか。 法人向けに、海上保険、工事保険、傷害保険、退職金積立ファンドなどもあります。詳細はご利用の保険ブローカーや保険会社にご確認ください。

 

・疾病に備える保険に注目集まる

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、疾病に備える保険が改めて注目されています。日本人にとって最も馴染み深いのは海外旅行傷害保険でしょう。クレジットカードに付帯されていることもあります。また、フィリピンで医療保険に加入する場合は、民間の保険会社が提供する医療保険に加入することになります。医療保険を提供している保険会社はHMO(Health Maintenance Organization)と生命保険会社があります。HMOは医療保険専門の会社で、Maxicare社やIntellicare社などが有名です。生命保険会社は生命保険の特約として医療保険を提供しています。通常、年間保障限度額は10万ペソ前後ですが、保障限度額を増やしたい方には、150万ペソまでカバーされるPacific Crossの保険などがお勧めです。

 

・サイバー保険が注目度UP

 

その他に、コロナの影響を受けて、注目度が上がってきている保険として、サイバー保険と取引信用保険があります。リモートワークの活用が進んでおりますが、それによりサイバーリスクが高まっている状況とも言えます。今年6月にはホンダがサイバー攻撃を受け、工場が停止したというニュースもありました。サイバー保険は、サイバーセキュリティ被害を包括的に補償する損害保険です。また、取引先の倒産や資金不足による不払いなど、債権回収に問題が発生する事態に備える保険が取引信用保険です。全ての取引先に対してクレジットリミット(与信限度額)を設定して、倒産等の事故発生時にはクレジットリミットを限度に債権未回収分を保険で補償します。

 

■フィリピンの保険会社

 

フィリピンの保険には大きく分けて損害保険と生命保険があります。損害保険では日系大手3社の出資・提携企業が業界を主導しています。2019年の総保険料収入首位は以下の通りです。

 

1位  東京海上が20%出資するMalayan Insuranceの122億ペソ

2位  Prudential Guarantee & Assurance(PGA)の101億ペソ

3位  Pioneer Insuranceの100億ペソ

4位  三井住友海上が48.5%を出資するBPI/MS Insuranceの61億ペソ

 

PGAと損保ジャパン日本興亜の合弁企業であるPGA Sompo Insuranceは20億ペソで14位にランクされています。損害保険の種類としては火災保険、海上保険・運送保険、自動車保険、工事保険などがあります。一方、生命保険ではSun Lifeなど、非日系の外資系大手企業が上位を占めています。以前は日本生命などが進出してきていましたが、現在営業している日系企業はありません。

 

■保険選びに困ったら総合保険代理店へ

 

「保険は専門的だから見積書を見ても理解するのが難しい」、「複数の保険会社から見積もりを取ってベストな保険を選びたいけど、条件が複雑で単純比較できない」、「フィリピンの保険は日本と何が違うのか分からない」などの声をよく耳にします。そんな時は、日系の総合保険代理店(保険ブローカー)のCotton&Diazやinsurance110に相談すると良いでしょう。要望に合わせた保険を提案してくれます。特に法人では、日本人マネジメントの目が行き届かず、ローカル社員任せになっていることもあります。そんな場合に総合保険代理店を活用することで、会社側の立場で保険会社と交渉して、最適な保険を導き出してくれるので便利かつ安心です。 お気軽にご連絡ください

 

◆フィリピンの保険に関する記事へのご質問さらに詳しい情報は下記へ◆

☎ 02-8817-8650
Cotton And Diaz Insurance Services, Incorporated  コットン&ディアス
●Email [email protected](石井大祐)

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