フィリピンのダンパ 市場×レストランのシーフード体験
フィリピンの「ダンパ(Dampa)」は、市場で新鮮な魚介を選び、その場で好みの調理法で味わえる、シーフード好き必訪のスポットです。ここでは、SMモール・オブ・アジア近くの「New Seaside Dampa Macapagal」と「Seascape Village」を取材! 活気あふれる市場の様子から、交渉や注文のコツまで、ダンパの楽しみ方をレポートします。買い物とグルメ体験がひとつになった、ローカルならではの“買って食べる”魅力をお届けします。(取材日2025年6月30日)
リアル体験でダンパの流れを解説!
ダンパには興味があるけれど、流れがわからない...そんな方のために、ここではダンパの流れを解説します。さらに、ダンパで失敗しないためのポイントや、行くときにおすすめの服装・持ち物もあわせてご紹介!
①レストランを選ぶ
WEBサイトの評価や料理のジャンル、清潔感などチェックしながら、レストランを選択。今回は中華とフィリピン料理のOcean Bay Seafood Houseを選んでみました。
②いざマーケットへ!
マーケットに足を踏み入れた瞬間、始まるのは熱烈すぎる呼び込み合戦!「ディスカウントするよ!」「うちで買って!」と、あちこちから声が飛び交い、まるで人気アイドル並みの争奪戦。そんな誘惑をなんとか振り切りつつ、品定めと値段チェックを繰り返し、複数の店をくまなくパトロール。最終的に、ここだ!と決めたお店で購入を決行!
③白熱の値段交渉
シーフードは、1個単位でお買い上げOK!今回編集部が選んだのは、ぷりっぷりのエビを1キロ、ホタテ6枚、そして存在感抜群のカニを1杯。「ダンパは値段交渉が醍醐味」と聞いていたものの、最初に提示されたのは、いかにも外国人価格のP4,800! 思わず「高すぎる!」と声が出る。そこからは、まさにバトル開始。「その値段じゃ買えない!」を連呼しつつ、P3,800 → P2,500 →P1,800…と粘り倒し、最終的にP1,600からさらにP100値切り、P1,500でゲット! 勝利の美酒ならぬ、勝利のシーフード。交渉成立の瞬間は、まさに達成感ひとしお!
④調理方法を指定
①で決めたレストランのスタッフに購入したシ-フードを渡し、お店の入り口にあるメニューをみながら調理法を決めます。今回は定員さんのおすすめに従ってエビはガーリックバター、ホタテはガーリック醤油風味、カニはチリソースに決定していざ店内へ!
⑤いよいよ実食
ホタテのガーリック醤油風味は、香ばしく、日本人にはなじみのある味で大好評でした。エビはガーリックバターの味について評価が分かれたものの、ジューシーさは新鮮な魚介が楽しめるダンパならではで、格別でした。チリ風味で注文したカニは、甘酢ソースで味付けされており、カニ本来の風味が完全に消えてしまったのは少々残念です。
調理法は、できるだけ素材の味を活かすために、ボイルかグリルで注文するのが良いかもしれませんね。食事が終わったら、通常のレストランと同様に精算を行います。レストランには調理代を支払います。
ダンパで失敗しないためのポイント!
●フィリピン人と一緒に行くのが正解
値段交渉が必要な場面では「外国人価格」があるのが現実。現地の人と一緒なら、スムーズに話が進む。
●お店のジャンルを決めよう
フィリピン料理、中華、日本食など選択肢は豊富。好みに合わせて選ぼう。初めてならシンプルな味の店から攻めるのもアリ。
●調理法は具体的に伝える
同じ料理でも味付けはバラバラ。ソース多めもあるので、素材を楽しみたいならボイルやグリルで。薄味希望ならその場で伝えて。グリルは焼き加減もリクエストを。
ダンパに行くときの服装&持ち物ガイド
●服装·身につけるもの
·汚れても気にならないものが◎
·日差し対策に帽子を
·靴は歩きやすいものを。ビーチサンダルは滑りやすいので避けよう
·高価な時計やアクセサリーは装着しない。スマホ·タブレットの使用は控えめに
●持ち物
·大きめのエコバッグ
·小さめの財布(GCash対応のお店もあるので、お金は最小限でOK)
·ウェットティッシュ
·大きめのビニール袋·ジップロック(購入品の袋は破れやすいので用意しておくと安心)
·海鮮を家に持ち帰りたい場合は、保冷ボックスもあると便利
ダンパとその中のレストランの紹介はこちら!
ここではSM Mall of Asia周辺にある2軒のダンパそれぞれの特色ある雰囲気と、実際に訪れた中で選んだレストランをご紹介します。店名や画像をクリックすると詳細ページが開きます。
New Seaside Dampa Macapagal
ニュー・シーサイド・ダンパ・マカパガル
SM Mall of Asiaへ向かう途中のマカパガル通り沿いにあるダンパ。ローカル感あふれるマーケットが並ぶ。
Seascape Village
シースケープ・ビレッジ
Star CityやCultural Center of the Philippinesの近くに位置し、マニラ湾を望むオープンエアの複合施設。
Ocean Bay Seafood House
オーシャンベイ・シーフード・ハウス
New Seaside Dampa Macapagal内に店舗を構える。レストラン向かい側のローカルマーケットで調理前の食材を購入してお店に持ち込み、調理法や味付けをしてすることが可能。
Mazu Seaside Diner
マズ・シーサイド・ダイナー
Seascape Villageに店舗を構え、中華とフィリピン料理を中心に展開するレストラン。広々とした店内には、最大50名収容の中二階個室を完備。







































