車のカラーコーディング
交通渋滞の激しいことで有名なフィリピン。「車は右側通行」など、クルマ事情も日本と違っており、日本にはない交通規則も!
こちらのページでは、フィリピン独特のルールや高速道路についてご紹介します。罰則や渋滞を避けて、より快適にフィリピンを移動しましょう!
■ カラーコーディング(Color Coding)とは?
車のナンバープレートの末尾番号により、「一定の曜日は走ってはいけない」というメトロ・マニラの交通規則です。
MMDA(Metropolitan Manila Development Authority)が制定しています。
■ いつ規制されるの?
規制される時間帯は、7時~20時。それ以外の時間はどの車両も自由に走行できます。
末尾番号による走行禁止曜日は以下の通りです。土、日、祝日は規制がありません。
末尾番号が「1」は、月曜運転不可
■ カラーコーディングがある地域は?
基本的にメトロ・マニラ全域ですが、特に厳しいのはマカティ市などの都市部やその周辺の高速道路です。
例外もあり、マリキーナ市、パラニャーケ市、モンテンルパ市などはカラーコーディング制度を採用していません。
■ ウインドウタイム
ウインドウタイムとは、規制対象ナンバーの車両でも走行可能な時間帯のことです。
基本的には10時~15時ですが、地域により変則的です。
特別な事情がない限り、規制対象日には運転しない方が無難かもしれません。
・ マカティ市、ラスピニアス市…なし
・ パシッグ市…9時~14時
・ タギッグ市…一般道路は無し、国道(C-5等)に限り適用
・ パサイ市…以下の道路は無し
Ninoy Aquino Ave., MIA Road, Domestic Road, Airport Road, Sales Road, and portions of Buendia.
マカティ市などウインドウタイムのない都市でも、一部ウインドウタイムの適用される道路があります。
EDSA, C-5 Road, Diosdado Macapagal Avenue, and Roxas Boulevard
■ カラーコーディング適用除外の条件
観光省に認定された車両や急病人を運ぶ場合など、規制が適用されないケースもあります。適用除外の車両や状況、通行特別許可の取得については【こちら】をご参考にしてください。
■ 罰則
違反をした場合、罰金が課せられます。
違反金は、初回:P1,500、 2回目:P2,750、3回目:P4,000と徐々にアップします。
交通警察官がその場で違反チケットを切るので、指示に従いましょう。罰金を支払う際の出頭場所や日時、金額などがそのチケットに書かれています。
その他の交通違反や罰則金額について、【こちら】から確認できます。気をつけましょう!
スカイウェイ
■ スカイウェイ(Sky Way)とは?
マカティとアラバンを結ぶメトロ・マニラ南部の高速道路です。
全長約20kmで、現在工事中の区画もあります。南ルソン高速道路(SLEX)とも交わっています。
■ 料金
乗り入れた場所によって通行料が変わります。
例えば、普通車でアラバンから乗った場合、P164を支払います。
また、空港から乗ったタクシーがスカイウェイを使った場合、運転手にP20を支払います。
【参考】http://www.trb.gov.ph/toll-rates/tplex-toll-rate
■ 支払い方法
(1) 現金
日本と同じようにドライブスルーの窓口で支払います。人がいなくて使えない窓口もあるので要注意!
また、タクシーの場合、必要以上の高速料金を乗客に要求する運転手もいます。
相場を覚えて騙されないよう注意しましょう。
(2) E-Pass
E-PassセンターでP1,000から購入可能なICカード。
リロードはP200から電話でも可能。
渋滞を避けるためにも、購入しておいて損はない。
車通勤の方は必見!リアルタイムな交通情報を確認するのに便利なアプリも登場しています。詳しくは【こちら】から。
その他の高速道路情報について
http://www.hido.or.jp/itsapq/jsp/auth/trab/no95/tokusyu10-14.pdf
LTO (Land Transportation Office)
http://www.lto.gov.ph/
SOMCO (Skyway O&M Corp.)
http://www.skyway.com.ph/