マニラの学校
フィリピンの学校ってどういうところ?日本語は忘れて欲しくないけど、 やっぱり英語を勉強させたほうがいいの? そんなお子様の教育にお悩みの保護者の みなさまにプレスクールとエレメンタリースク ールの情報をどどんとご紹介!ご家庭とお子 様にあったスクールがきっと見つかります!




編集部: | よろしくお願いします。早速ですが、お子さんはどちらの学校に通われていますか? |
Oさん: | よろしくお願いします。私の子どもは、 「Brent International School」に去年の8月から通っています。 |
Bさん: | 私の子供は3人とも「マニラ日本人学校」です。長男は小学校1年生の7月から途中入学して、現在4年生。長女は3年生、次女は1年生です。 |
編集部: | 途中入学だと、手続きなど大変でしたでしょうか? |
Bさん: | マニラ日本人学校の場合、途中入学するには保護者が日本人会の会員になる必要があります。私の場合、知り合いの方2名に紹介状を書いてもらい、会員になることができました。 その後、保護者および子供が日本国籍を有しているか、日本語が話せるかなどの確認があり、親子面接、入学試 験を経て、入学できます。 |
編集部: | やはり日本語が話せるかというのも重要なポイントなんですね。インターナショナルスクール(以下、IS)では、英語がある程度できないと入学が難しいと聞きましたが ….。 |
Oさん: | 確かに入学前に面接と試験があります。 英語力も審査対象になりますが、ただ、 英語話者でない児童のための課外プログラムがあったり、入学後のフォローアップもあるので、「英語ができないから入れない」といって諦めるのは勿体ないかもしれませんね。 子どもは吸収が早いですから。 |
編集部: | なるほど。Hさんのお子さんの場合はいか がでしょうか? |
Hさん: | 私の娘は「Maria Montessori Foundation」 という地元の私立学校に、小学校の6年間 と中学一年まで通いました。その後、ホームスクールを引き受けてくれる、Bright Young Mindsに転校しました。 |
編集部: | ホームスクールですか。どうしてホームスクーリング学習にしようと考えられたんですか? |
Hさん: | その当時、力を入れていたスポーツで海外遠征などが多かったため、時間が自由になる点でホームスクールセンターを試してみることにしました。 しかし、これは一時的でまた一般の大きな学校に転校する予定です。 |
Oさん: | 「スポーツに専念したい」とかの理由で学校に通えない子どもにとって、ホームスクーリングという選択肢があるのは、フィリピンの利点の一つだよね。 |
Hさん: | そうそう。 |
編集部: | では、「その学校に通わせたい!」と思った 「決め手」は何だったのでしょうか?また、 他にどのような選択肢をお考えでしたか? |
Hさん: | Montessoriを選んだ時は、他に「日本人学 校」と「Brent」を候補に考えていました。 日本人学校は、自宅から遠かったのと治安を考えると高速道路で通わせることに不安があってやめました。 Brentは良い学校ですが、授業料があまりにも高く、当時はその価値に確信が持てなかったので、選びませんでした。 |
Bさん: | アメリカで暮らしていたことがあるので、 はじめはISが良いと思っていました。ただ、 ISは待機児童になる可能性が高く、学費も 高額なので諦めました。 正直、はじめから「日本人学校に通わせ たい!」と思っていたわけではないのですが、結果的に母国語の能力が身に付いたので良かったと思います。 |
編集部: | ISの学費はやはりネックになるようですね。 OさんはISに通わせていらっしゃるとお聞きしていますが、選ばれた理由は? |
Oさん: | まず、せっかくフィリピンにいるので英語で教育を受けさせたいと思いました。その中で、自宅から通える範囲のローカルプライベートスクールと今の学校に絞り、 より多国籍の環境で学べるという理由から、こちらを選びました。 |
編集部: | 「この学校に通わせて良かった!」と思った点(カリキュラムや施設、イベントなど)に関して、お聞かせ下さい。 |
Bさん: | 日本人学校は小学部から中学部まであります。学校の集会などのイベントやゲームで違うクラスや他学年の生徒と関わる事が多いので、 高学年の子どもたちが低学年の子どもたちの面倒を見たり、また低学年の子どもたちが高学年の子どもたちに頼ったりする機会が多くあります。 おかげで全学年とても仲が良く、上下関係の中で多くを学べるのが良いと思います。 年に一回開催されるMJS祭では、保護者が御神輿や、古本市、お化け屋敷、喫茶店などを準備・運営します。 とても大変ですが、なかなか一人で自由に遊びや買い物に行けないフィリピンで、子供たちがのびのび買い物やゲームで遊べる有意義な時間を過ごせるイベントがあるのは、保護者として嬉しい限りです。 |
編集部: | MJS祭は非常に盛り上がるそうですね!夏祭りのようなイベントだと聞きました。保護者の方が運営するのも驚きましたが、なかなか日本では経験できないですし、とてもやりがいがありそうです。 子共たちも大喜びですね! |
Hさん: | フィリピンではホームスクールが合法化されていて自宅で決められたカリキュラムを学ぶことで、単位がとれるのですが、 これをまとめてやってくれる施設が色々な所にあります。 小さな学習塾のようなイメージです。 ここに行くと問題を抱えていたり、障がいのある生徒もいて、そう言った人たちを自然に受け入れる性格に変わりました。それ ぞれがみんな違うので、「みんなと違う」という概念自体が取り除かれたようです。 |
Oさん: | そういった点では、ISは自分でカリキュラムを選択できますし、先生は集団ではなく個人単位で見てくれるので、むしろ「みんなと同じ」ができない環境だと思います。 クラスメイトも多国籍ですし、イベントでも各国の良さをアピールするような場面がたびたびあります。自然と色々な国に興味を持ったり、友達と違っていること、 日本のことについて考える機会が多い のは良い経験になっていると思います。 |
編集部: | みなさん、とても貴重なお話をありがとうございます! 日本人学校、IS、ホームスクーリングと三 者三様のご意見を伺えて、選択肢の可能性の広さを感じることが出来ました! |