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資生堂が本格進出、フィリピン BGCで合弁会社設立へ

2018年11月13日

有望市場フィリピンでマーケティング統括

 

資生堂(本社:東京都中央区)は、11月7日、フィリピンにおける化粧品事業を強化すべく合弁会社「Shiseido Philippines Corporation(資生堂フィリピン)」を設立すると発表した。所在地はマニラ首都圏タギグ市ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)となる。

 資生堂の100%子会社でアジアを統括する資生堂アジアパシフィック(Shiseido Asia Pacific Pte. LTD.)と、シンガポールに本社を置き、アジアで化粧品代理店などを展開するLUXASIA社(LUXASIA PARTNERS PTE. LTD.)との間で合弁契約を調印した。新会社によるオペレーションは2019年7月より開始し、出資比率は資生堂アジアパシフィックが過半を占める。フィリピンでは現在、販売代理店が二社にわたっているが、今後は新会社である資生堂フィリピンで全てのブランドを取り扱い、マーケティング投資を加速し売上拡大を目指す。

 資生堂は現在中長期戦略「VISION 2020」において、「プレステージファースト戦略」のもと、資生堂の強みであるプレステージ領域を第一優先としたマーケティングを行い世界各地で成長を目指している。経済成長著しい東南アジアにおいて、1億人以上の人口を有し、若年層が多く、化粧品市場規模が東南アジアで3番目に大きい(約30億ドル:資生堂推計)フィリピンでは、プレステージ市場が2020年まで二桁成長が続くと予想されており、特にメイクアップカテゴリーが著しい伸長を見せている。加えて中間所得層の拡大とともに日本ブランドの優位性も高まっており、ポテンシャルの高いマーケットと位置付けている。

 「SHISEIDO」、「NARS」や「Laura Mercier」などのプレステージブランドを強化するとともに、中間所得層の化粧品購買チャネルとして比率を高めているドラッグストアなどで、アジアで人気の高い資生堂のクレンジングや日焼け止めなど、コスメティクス、パーソナルケアブランドについても展開していく。こうした活動を通じ、フィリピンにおけるプレゼンスをさらに向上させ、今後もフィリピンの消費者一人ひとりの美しさに貢献することを目指す。新合弁会社の概要は以下のとおり。

(1)名称: Shiseido Philippines Corporation(資生堂フィリピン)
(2)所在地:16/F NET CUBE CENTER, 3rd Avenue Corner, 30th Street E-Square Crescent Park West,         Bonifacio Global City, Taguig, Philippines
(3)事業内容:フィリピンにおける資生堂グループ商品の輸入・マーケティング・卸販売
(4)資本金: 5億8千万ペソ
(5)設立年月:2018年12月(予定)
(6)出資の状況: 資生堂の100%子会社である資生堂アジアパシフィックが過半を出資。

 

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川崎汽船は、10月18日、フィリピンのマニラ首都圏パサイ市の当社トレーニングセンター“K” Line Maritime Academy Philippines(KLMA(Phil)) において、川崎汽船のフィリピンにおける船員育成活動25周年、並びにトレーニングセンターの拡張工事完工を祝う式典を行った。

陸運フランチャイズ規制委員会(LTFRB)は、最近の石油価格の上昇の中で、10月17日、公共輸送機関であるジープニーの運賃値上げを承認した。

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株式会社イオンファンタジーは海外でも、フィリピン、中国、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムにおいて、ファミリー向けアミューズメント施設およびインドアプレイグラウンドの直営展開を進めるとともに、香港、カンボジアにおいて、ライセンス契約およびフランチャイズの店舗を展開している。

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