地球温暖化が進行し、環境保全の機運が全世界で高まる現在。
「エコハウス」と呼ばれる、環境に優しい建物が注目されています。
【エコハウスとは…】
地域の気候風土や敷地の条件、住まい方に応じて
自然エネルギーが最大限に活かされることと、
さらに身近に手に入る地域の材料を使うなど、環境に負担をかけない方法で
建てられることがエコハウスの基本となります。
(環境省HPより)
フィリピンでのエコハウス建築の第一人者で、建築家の
ジェームス・ジャオ氏は、2008年にベルギー・アントワープを
訪れた際に見たエコハウスに感銘を受け、「これをフィリピンでも作る!」と決意。
エコハウスプロジェクトを発足して以来、
数々の熱帯気候風土に合った住宅を設計してきました。
(写真)エコプロジェクトを手がける建築家、ジェームス・ジャオ氏
フィリピンの先住民族の家にヒントを得て設計した「Eco Jao Bahay Kubo」には
ソーラー・パネルと断熱壁を使用。
室内の温度を一定に保つ工夫がなされ、気持ちの良い空間になっています。
その他、PVC波型屋根材、窓枠にUPVcとLow-E複層ガラス、節水機能付きバスルーム、
LED・CFL照明、非毒性のペンキなど、エコ要素満載。
雨水はタンクに貯められ、室内を冷やすための送風に使用できます。
(写真)ジェームス・ジャオ氏設計の斬新なデザイン住宅
(写真)エコハウスはどこでも建設が可能
ジャオ氏は将来的に心配される気候変動にも耐えうる、
エコタウンの建設を考えているとのこと。
マグニチュード9の地震や大型の台風などの、
地球温暖化による自然被害を防ぐことも可能になると言います。
環境に優しいだけではなく自然災害にも強い家、エコハウス。
しばしば台風など自然災害で大きな被害を受けるフィリピンで、
もっと広まっていくことを期待したいですね。
エコハウスの詳細については、ジェームス・ジャオ氏のウェブサイトをチェック!
- 「ニックネーム」 Hokuto
- 「自己紹介」 プライマーの巨人。背が高いけど気は小さめ。
- フィリピンの魅力にとりつかれ、
- セブからマニラへ。