フィリピンで働く日本人や主婦、リタイヤメントの方に向けて毎月開催されているBDO主催のマンスリーセミナー。日常をより豊かにするために役立つ、お金にまつわる情報を無料で学ぶことができます。
今月のテーマは『これで快適!フィリピンの銀行取引』。
8月15日(水)にオルティガスのBDO本店にて開催されました。
(写真)48階のファンクションルームで行われました
(写真)BDOジャパンデスクの大竹さん
今回はフィリピンの銀行取引をより快適にするために、以下の4つのトピックを攻略しました!
1.フィリピンと日本の銀行取引の違い
2. BDOジャパンデスクよくあるお悩み3選
3. オンラインバンキングで時短生活
4. クレジットカード/リワードカードお得情報
1. フィリピンと日本の銀行取引の違い
ここではATMの機能、口座管理、クレジットカードについて、フィリピンと日本の違いを比較。基本的なことではありますが、頭に入れておくと取引がスムーズになります。
(写真)1 ATMの機能の違い
日本ではキャッシュカードと呼ばれていますが、BDOではATMデビットカード。
BDOにもキャッシュカードと呼ばれるものがありますが、これは日本で言うキャッシュカードとは全く別物なので、注意が必要です。(BDOのキャッシュカードについては後述)
暗証番号は日本の4桁に対しBDOでは6桁なので、慣れないうちは覚えるのも大変かもしれませんね。
3回間違って打ち込むとブロックされてしまうので注意が必要ですが、24時間には再トライできるようになっています。
ATMの機能も日本とフィリピンで多少異なっており、基本的に出金のみです。ただし入金可能なATMもあり、BDOのウェブサイトにあるリストから確認できます。
https://www.bdo.com.ph/sites/default/files/pdf/Cash%20Accept%20Machine%20List.pdf
(写真) 2 口座管理の違い
本人確認のためには、サインとIDが必要になります。
また、よくある質問は「維持手数料はあるのか?」ということですが、口座を維持するのに手数料はかかりません。
ただし月平均残高設定というのがあり、これを下回るとペソ普通預金の場合は300ペソの手数料がかかってしまいます。
出金、入金は全支店可能ですが、口座開設支店以外では手数料がかかることがあります。また、住所変更・電話番号変更などの情報更新は口座開設支店のみとなっていますので、手間を省くためにも自宅の最寄り支店など、行きやすい支店で口座を開設するのがおすすめです。
最後に休眠口座ですが、フィリピンでは日本より少し短めに設定されており、普通預金口座が2年、当座預金口座が1年となっています。
(写真)3 クレジットカードの違い
日本では発行元がそれぞれのカード会社になっていますが、フィリピンでは銀行そのものがカードを発行しています。
支払方法については、BDO支店窓口、SMモール、オンラインバンキング、ATM、自動引き落とし支払いと多いです。
自動引き落としについては、まず口座開設支店で登録しないと使えないのでご注意を。
また、決済にはサインとIDが必要になります。
そして管理方法ですが、オンラインバンキングに登録すると、BDO口座とひとつの画面で確認できるので非常に便利です。
2. BDOジャパンデスク よくあるお悩み3選
悩みその1 貯まったペソを生かしたい
ペソ決済可能なクレジットカードを作ったり、ペソで資産運用をするのがおすすめ。
参考:第35回 BDOマンスリーセミナー『マメじゃないあなたのための資産運用』
悩みその2 帰任が決まったら
帰任が決まったら、帰国する前に以下のことをしておくのがベスト。
●クレジットカードの残高を支払い、カードを閉鎖する。
これはジャパンデスクさんに電話すればすぐに対応してくれます。
●日本の口座に海外送金
ペソ口座から日本の口座に送金できます。ただし、ペソ収入証明の提示が必要です。例えば、就労ビザで働いており、現地でペソを得ている人が送金する場合は、下記5種類すべての書類が必要になってきます。
1 パスポート
2 AEP(就労許可証)
3 ACR I-Card(外国人登録証)
4 ペソ給与額が記載された雇用証明書
5 現地生活を除いた残額を送金することを記載した交渉済み宣誓書
参考:第36回 BDOマンスリーセミナー『知ってて良かった!最新送金ガイド2018』
悩みその3 奥さんも口座を作りたい
居住者ビザを持っていれば、支店の承認を得て口座を開設できます。
また居住者ビザを持っていない場合でも、ジャパンデスクの面接を受け、推薦ができると判断されれば開設できる場合もあります。
この場合は共同口座<Joint Savings Account>の”OR”がおすすめです。
共同口座は”AND”(取引に口座名義人全員のサインが必要)と”OR”(取引にいずれか一人の口座名義人のサインがあればOK)の2種類があります。
このうちの”OR”は各口座名義人ごとにATM(デビット)カードが発行されるので便利です。
友人同士でも開設できるので、サークルなど共同でお金の管理が必要な場合にとても便利です。
そして、口座を作るほどではない場合、最初の方でも少し触れた国際チャージ式キャッシュカードがおすすめです。
日本でいうキャッシュカードと違い、BDOのキャッシュカードは現金を入金して利用するプリペイド式カードのことを指します。
(写真)キャッシュカード
1枚150ペソで簡単に購入でき、BDOの口座を持っている必要もないので気軽に使えます。支店窓口やATMから入金が可能です。
更にBDO口座を持っていれば資金移動も可能です。この場合、ATMや支店に行かなくても、モバイルバンキングを使えばどこにいてもスマホだけで送ることができるので非常に便利です(ネット環境必須)。
これはどういう使い方ができるのかというと…
奥さんやお子さん、ドライバーさん、メイドさんなどにキャッシュカードを渡しておく
↓
モバイルバンキングに登録しておく
↓
いつでも必要な時に自身のBDO口座からキャッシュカードにお金を送る(手数料もタイムラグもなし)
↓
受け取った側はATMでお金を下したり、デビットカードとして使用可能
ジャパンデスクの皆さんも一押しのサービスなので、是非使ってみてください!
3 オンラインバンキングで時短生活
オンラインバンキングを使うと、わざわざ支店やATMに行かなくても一部の取引が可能です。
(写真)オンラインバンキングでお金を移動する
(写真)オンラインバンキングで確認する
オンラインバンキングのサービス内にモバイルバンキングというのがありますが、これは簡単に言えばオンラインバンキング用のスマホアプリです。
お使いの端末によってGoogle Play StoreかApp Storeから無料でダウンロードできます。「BDO Mobile Banking」で検索してみてください。
参考:第33回 BDOマンスリーセミナー『便利を叶える、モバイル/オンラインバンキング』
4 リワードカード・クレジットカードを賢く使おう
リワードカード
リワードカードとは、SM系列のショップでのお支払い時や対象の銀行取引でポイントをためることができるカードです。
使い方は、お支払いや銀行取引の際にカードを提示してスワイプするだけ。獲得した1リワードポイント=1ペソとなっており、買い物に使うことができます。
(写真)BDOリワードカードは全部で3種類
(写真)上の写真の対象ショップで、ショップによってP200、P400、P250払う度に1リワードポイント獲得できます。
クレジットカード
BDOで取り扱っているクレジットカードは6種類で、フィリピンの銀行では一番多いです。日本・韓国・台湾でのカード決済でのキャッシュリベートや日本の薬局で5%OFFの割引があったり、もちろんフィリピンでもレストランでの割引などカードごとに異なるプロモがあるので、是非チェックしてみてください。
参考:第24回BDOランチタイムセミナー『私のための 家族のための クレジットカード』
(写真)今回のお食事
●次回のテーマはこちら!●
「守って得して安心生活!保険フル活用」
開催日:9月19日(水)夜
場所:マカティ
場所の詳細はBDOジャパンデスクのウェブサイトをご覧ください。
無料ですので是非ご参加ください!
本日のセミナーで使われた資料はBDOジャパンデスクのウェブサイトにアップされます。
過去のセミナー資料も掲載されていますので、合わせてご確認下さい。(ページ下段にある「今までのマンスリーセミナー」をクリック)
プライマーウェブサイト「ビジネス」の掲載ページも是非ご覧下さい。
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【BDOジャパンデスク お問い合わせ先】
メールアドレス:[email protected](日本語対応)
電話番号:02-663-4001(日本語対応)
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- 「ニックネーム」 Pochi
- 「自己紹介」 甘いもの大好き!
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