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フィリピン中央銀行、2017年国際総合収支統計の詳細速報値を発表

2018年3月19日

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 フィリピン中央銀行(BSP)は3月16日、国際通貨基金(IMF)の国際収支マニュアル第6版(BPM6)に準拠した、2017年第4四半期(10月- 12月)及び年間(1月- 12月)の国際総合収支(BOP)統計の詳細速報値を発表した。

 [2017年第4四半期]
 経常収支は32億9,700万米ドルの赤字となり、前年同期の5億6,600万米ドルの赤字(改訂値)から大幅増加した。海外フィリピン人就労者(OFW)からの送金やサービス貿易黒字などでカバーできないほど物資貿易赤字が膨らんだことによる。ただし、国際総合収支(BOP)は、金融収支の資金純流入の増加により、5億0,500万米ドルの黒字に転じた(前年同期は20億6,800万米ドルの赤字)。

 
[2017年1月-12月]
 2017年年間の経常収支は2年連続の赤字となった。赤字額は前年の11億9,900万米ドル(改訂値)からは約2.1倍に拡大した。物資貿易赤字が前年比15.9%増の411億9,100万米ドル(対GDP比13.1%)へと一段と悪化。OFW送金やサービス貿易黒字などでカバーできないほどの水準に達したことが響いた。近年のフィリピン経済の強みとされてきた「OFW送金が高水準の貿易赤字をカバー、経常収支を黒字化させる」というパターンが崩れる結果となった。国際総合収支(BOP)も2年連続の赤字となり、その赤井額は前年比約2倍の8億6,300万米ドルとなった。

 なお。2017年12月末現在の外貨準備高(GIR)は816億米ドルで、前年同月末の807億米ドルから1%増加した。816億米ドルは輸入の8カ月分に相当。また、原本ベース短期対外負債の5.7倍、残存ベース短期対外負債の4.1倍に相当する水準である(18年13月16日のフィリピン中央銀行発表より)。

 

 フィリピンの国際総合収支の詳細内訳(単位:百万米ドル、伸び率%)

項目第4四半期1 - 12月
16年17年伸び率(%)16年17年伸び率(%)
経常収支-566-3297-482.9-1199-2518-110.0
   対GNI比(%)-0.6-3.2--0.3-0.7-
   対GDP比(%)-0.7-3.8--0.4-0.8-
貿易・サービス・第一次所得収支-6985-10103-44.6-25926-28601-10.3
   貿易・サービス収支-7695-10888-41.5-28506-31695-11.2
      貿易収支-9210-13123-42.5-35549-41191-15.9
       対GNI比(%)-9.3-12.7--9.7-10.9-
       対GDP比(%)-11.0-15.0--11.7-13.1-
        輸出11113113372.0427344819912.8
        輸入203232446120.4782838939014.2
      サービス収支1515223647.67043949634.8
   第一次所得収支71078510.52579309420.0
第二次所得収支642068066.024728260835.5
資本移転等収支14143.26257-8.7
 
金融収支(マイナス勘定)1089-2033-286.6175-2208-1361.6
  直接投資-1471-2646-79.8-5883-8110-37.9
  証券投資-279-11459.114803889162.7
  金融派生商品-7841152.7-32-51-57.4
  その他投資2918686-76.546102064-55.2
 
誤差脱漏-4271754510.7892-610-168.4
 
国際総合収支-2068505124.4-420-863-105.4
 対GNI比(%)-2.10.5--0.1-0.2-
 対GDP比(%)-2.50.6--0.1-0.3-
 
参考:OFW等の個人送金額合計759881246.929706312885.3
 うち銀行経由分687472795.926900280604.3

(出所:BSP資料より作成、17年は速報値、伸び率表示はBSP方式、*金融収支のプラス純流出、マイナス残高は純流入)

 
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