2018年9月17日
マニラでは初の海外スクール開校、比サッカー普及を支援
サッカーJリーグの湘南ベルマーレは、クラブの国際化の一環として、フィリピン フットボールリーグ所属の「ダバオ・アギラスFC(Davao Aguilas FC)」とパートナーシップを締結することとなった。
「ダバオ・アギラスFC」は、ミンダナオ島のダバオ市を本拠地とするプロサッカークラブであり、「北ダバオ スポーツ&ツーリズム コンプレックス」をホームスタジアムとしている。2017年よりプロ化されたフィリピンフットボールリーグで今季は3位という結果を収め、今後の躍進が期待されるクラブである。
湘南ベルマーレは2015年よりクラブの「国際化」をひとつのテーマに掲げ、様々な取り組みを行ってきた。その中でも国際交流基金アジアセンターと日本プロサッカーリーグとともに2016年から活動を続けてきたフィリピンとは縁が深く、今回の提携の大きな要因となっている。
<パートナーシップ内容>
・トップチームにおける交流:(1)指導者と選手の交流、(2)親善試合の開催、(3)才能ある選手の発掘
・アカデミーにおける交流:(1)指導者と選手の交流、(2)才能ある選手の発掘、(3)育成方法の共有、(4)両国 において開催される大会への参加
・フロントスタッフにおける交流
(1)事業内容の共有(スポンサーセールス、チケット販売、グッズ販売等)、(2)試合運営ノウハウの共有
また、湘南ベルマーレは18拠点目となるサッカースクール「マニラ校」を開校する。上記の「ダバオ・アギラスFC」とのパートナーシップ締結と同様、今年で3年目となるフィリピンとの交流がきっかけとなり、クラブの国際化推進の一環として初めて国外、マニラの地にサッカースクールの拠点を開校することとなった。
毎年マニラの子どもたちとサッカーをするたびに「もっとマニラのために、マニラの子どもたちのために活動していきたい」という想いが強くなったとのことである。「“マニラに住むすべての子どもたちに、サッカーで笑顔の花を咲かす」という想いを実現するために、マニラでサッカースクールを開校するに至った。今回のスクール開校を契機に、フィリピンでのさらなるサッカー文化の発展支援に注力、フィリピンでサッカーをより身近なスポーツにするために幅広く活動して行く方針である。
<湘南ベルマーレサッカースクール マニラ校 概要>
・開校日:2018年10月1日(月)
・会場:The Turf(マニラ首都圏タギグ市ボニファシオ・グローバルシティ)
・活動内容:スクール活動、小学校体育巡回授業、幼保巡回授業、親子サッカー教室などの各種イベント
【湘南ベルマーレにおけるフィリピンに関するこれまでの活動】
◆「湘南ベルマーレサッカー教室 in マニラ」の開催
2016年から毎年、国際交流基金アジアセンターと日本プロサッカーリーグ主催のもと、「湘南ベルマーレ サッカー教室 in マニラ」を実施。ベルマーレフットボールアカデミーのコーチによる指導や現地のサッカー関係者、指導者らとの交流を図っている。
◆「湘南ベルマーレ フィリピン 選手・指導者招へいプログラム」の実施
2016年から毎年、独立行政法人国際交流基金アジアセンターと公益社団法人日本プロサッカーリーグ主催のもと、「湘南ベルマーレ フィリピン 選手・指導者招へいプラグラム」を実施。フィリピンの選手や指導者を日本に招き、日本でのトレーニング参加や文化体験を通し、サッカーの技術力向上とともに異文化交流を図っている。
◆「希望のボールプロジェクト」の実施
2003年より実施している「希望のボールプロジェクト」において、2016シーズンにサポーターより集まったボール約100個を、フィリピンのマニラ、スモーキーマウンテンの子どもたちへ届けた。
<活動の様子>
◆「2016 COPA BELLMARE U-11」にフィリピン選抜が参加
2016年より湘南ベルマーレが主値となって開催している「COPA BELLMARE U-11 PILOT INTERNATIONAL TOURNAMENT」の第1回大会(2016年)にフィリピン選抜チームが参加。16チーム中3位という成績を残した。
(18年9月16日の株式会社湘南ベルマーレ のプレスリリースより)