環境汚染問題で現在閉鎖中のボラカイ島。フィリピン観光省(DOT)、観光インフラおよび企業誘致区庁(TIEZA)は再開に向けて対策を進めています。
ボラカイ島のビーチ、2016年の様子
10月26日に再開が予定されているボラカイ島ですが、TIEZAの最高執行責任者、Pocholo D. Paragas氏によると、ボラカイ排水計画(Boracay Drainage Project)および臨時排水管建設(Temporary Discharge Pipe)の早期完了目指し、工事期間を短縮させると述べました。両プロジェクトは環境汚染問題への抜本策として、推し進められています。
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TIEZAの対策について
観光客の増加と環境配慮が不足していた施設によって引き起こされたとされるボラカイ島の環境汚染問題。ボラカイ排水計画(第2期)は11億ペソの予算が組まれ、今年1月にParagas氏がTIEZAに要請。7年計画から3年計画へと短縮されました。排水システムは、2019年の第3四半期までに完了することが期待されています。
一方で、水質浄化法に基づき(違法な排水管接続、汚水の直接排水を禁ずる法律)TIEZAでは、臨時排水管の建設を始めました。廃水を貯蔵タンクへ繋ぎ、海へ排出する前に予め水処理を施すシステムです。8月中の完成を予定し、“汚水溜”と比喩されていたボラログビーチの汚名返上を目指します。
環境天然資源省と観光省の呼びかけ
8月22日、フィリピン観光省、Bernadette Romulo-Puyat氏は発表の中で、ボラカイ島の新しいイメージ=持続可能な観光の促進地となるよう、呼びかけました。また、“再開後、ビーチでのパーティーは出来なくなります。(施設内は可)”。また、ボラカイ島へ旅行を計画されている方へは営業許可が下りた施設リストがアナウンスされるまでは予約を待つようにと呼びかけました。
フィリピン有数のビーチリゾート、ボラカイ島。今後の動向も追って行きます。
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