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食品・酒類・飲料企業は大幅増収、コスト上昇が利益抑制

2023年1月3日

サンミゲルビール15%増益、日清カップ麺好調:9カ月決算

 

フィリピン証券取引所(PSE)上場の食品・酒類・飲料企業の2022年9カ月間(1月~9月)の決算発表が出揃った。

新型コロナウイルス対策としての外出・移動制限緩和や経済再開本格化で大半の企業が二桁増収となった。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻などを背景とした原油価格や原材料価格上昇によるコスト増の影響で、利益面では伸び悩み、あるいは減益となる企業もあった。個別は既にレポート済みであるが、今9カ月間の主要食品・酒類・飲料企業の動向は表1のとおり。

サンミゲルグループの食品と飲料事業を2018年に大統合して発足した最大手のサンミゲルフード&ビバレッジ(SMFB、証券コード:FB)の売上高は18%増の2,615億ペソ、営業利益は15%増の376億ペソ、純利益は9%増の263億ペソに達した。ビール製造子会社サンミゲル ブリュワリー(サンミゲルビール)の売上高は21%増の990億ペソ、営業利益は22%増の222億ペソ、純利益は15%増の162億ペソに達した。サンミゲルビールには、キリン ホールディングス(キリン)が約48%出資している。一方、洋酒のヒネブラサンミゲル(GSMI)の売上高は12%増の345億ペソ、営業利益は12%増の46億ペソと好調を維持した。

2番手のゴコンウェイ財閥傘下のユニバーサル ロビーナ(証券コード:URC)の売上高は26%増の1,079億ペソへと二桁増加した。損益面では唯一の二桁減益企業となった。ただし、前年同期に一時的資産売却益が計上されていたことによるもので、営業利益は10%増、コア純利益は9%増、すなわち実質ベースでは底堅い業績推移であった。日清食品との合弁即席麺メーカーであるニッシンURCはカップヌードルの需要が一段と拡大、26%増収となった。小麦など原料価格の急上昇をこなし3%増益と堅調であった。

このほか、ツナ缶大手であり各種食品を手掛けるセンチュリー パシフィックフーズ(CNPF)も増収増益を継続した。ココナッツ製品の製造・輸出大手アクセリューム リソーシズ(AXLM)も健康志向を背景に二桁増収増益となった。

 

表1.主要食品・酒類・飲料企業の2022年9カ月間の業績比較(単位:百万ペソ)

(出所:フィリピン証券取引所資料より作成)

 

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