JETROフィリピンは、日本からフィリピンに出張する際の査証、隔離に関する情報を発表しました。
フィリピンへの出張、ワクチン接種を条件に日本からは査証・隔離なしで可能
日本からのビジネス目的の出張などを念頭に、ジェトロにおいてフィリピンの入国手続きを確認したところ、同国で4月1日までに行われた入国制限の緩和の結果、ワクチン接種を完了している場合、無査証・入国時隔離なしで入国が可能だ。
入国後は健康状態について7日間の自己観察を行い、症状が出た場合は現地の地方自治体への報告が必要となる(4月21日時点)。
フィリピンでは4月1日から、ワクチン接種完了者を対象に、入国後の隔離なしで旅行者を受け入れている。また、同日からは、渡航に当たり入国免除文書(EED)が不要となった。日本からの商用目的の渡航については、30日間まで無査証で可能だ。入国に当たり、ワクチン接種証明書や、出発日時48時間以内に実施したRT-PCR検査の陰性証明書、新型コロナウイルスに罹患(りかん)した際の治療費をカバーする保険への加入などは引き続き必要だ。渡航前に専用のオンラインフォーム「One Health Pass」への登録を行う必要があるほか、接触追跡アプリ「Traze」のダウンロード、同アプリへの登録も求められている。
また、入国時の隔離はないものの、到着後7日間は健康状態について自己観察を行う必要がある。自己観察期間中、症状が現れた場合は、渡航目的地の地方自治体に報告することとなっている。
これらの情報は今後、同国における新型コロナウイルスの感染状況に応じて、制限の内容や必要書類が変更される可能性があるため、必ず最新の情報を在日フィリピン大使館のウェブページなどから確認のこと。
(吉田暁彦)