在フィリピン日本国大使館から安全対策情報が届いております。
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フィリピンにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
●近年,ラマダン期間やその前後には, 世界各地で多くのテロ事件が発生しており, 最近もミンダナオ西部などで小規模な爆弾テロ事件が発生している ほか,インドネシア・スラバヤにおいては, キリスト教会や治安機関を狙った連続爆弾テロ事件が発生し, 多くの死傷者が出ています。
●最新情報の入手に努め, 特にラマダン期間やその前後においては, テロの標的となりやすい週末などに, 大勢の人の集まる場所への訪問はできる限り避けるとともに, 安全確保に十分注意を払ってください。
1.近年,世界各地において,ラマダン期間(※) やその前後に多くのテロ事件が発生しており, 今年もすでに複数のテロ事件が確認されています。特に最近, 13日には,インドネシア・ジャワ州の州都スラバヤにおいて, 複数のキリスト教会や治安機関施設で, 自爆テロによるとみられる連続爆弾テロ事件などが相次いで発生し ,多くの死傷者が出ています。
(※)5月15日(火)頃から6月14日(木)頃は, イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月に当たり ます。ラマダン終了後には約3日間(6月15日(金) 頃から6月17日(日)頃), イードと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。( ラマダン月の期間は目視による月齢観測に依拠するため, 上記日程は直前に変更されることがあります。)
2.フィリピンにおいても, ミンダナオ西部などで小規模な爆弾テロ事件が発生しているほか, 昨年(2017年)5月(ラマダン期間)には, イスラム過激派武装組織のマウテ・グループなどが, ミンダナオ島ラナオ州の州都マラウィ市街を占拠する大規模なテロ 事案を起こしており, フィリピン当局によるマラウィ市街地の奪還への報復テロ事案や, インドネシアなどにおけるテロ事案に触発された過激派によるテロ 事案等が発生するおそれもあることなどから, 不特定多数の人の集まるような場所への訪問時には, 引き続き十分な注意と警戒が必要です。
3.ついては,フィリピンに渡航・滞在される方は, 以上の状況を考慮し,以下の事項に十分ご留意ください。
(1)最新の関連情報の入手に努め,注意,警戒を怠らない。
(2)特に金曜日,祝日,休日等に注意。( 特にイスラム教徒が集団礼拝を行う金曜日や, キリスト教徒による典礼等が多く行われる週末や休日などは, 宗教施設や群衆を狙ったテロが行われることがある。)
(3)テロ・誘拐等の標的となりやすい場所(※) を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い, 不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる, できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え, その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(※)教会・モスクといった宗教関係施設,リゾート施設, 各種イベント会場,観光施設,レストラン,ホテル, ショッピングモール,スーパーマーケット等人が多く集まる施設, 公共交通機関,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等
(4)不特定多数の人の集まる場所においては, 不測の事態の発生を念頭に,出入口や非常口, 避難の際の経路等についてあらかじめ入念に確認する。
(5)テロに遭遇してしまった場合には, 警察官等の指示をよく聞き,冷静に行動するように努める。( 爆発,銃撃の音を聞いたら直ちに低い姿勢をとり, 頑丈なものの陰に隠れる。また,可能であれば, 低い姿勢を保ちつつ,速やかに安全なところに退避する。 周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。 閉鎖空間の場合, 出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり ,注意が必要。)
4.海外渡航前には万一に備え,家族や友人, 職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください 。
さらに,渡航・滞在先の国・ 地域において緊急事態が発生した場合, メールアドレス等を登録されている場合には, 外務省から随時一斉メール等により最新の情勢と注意事項をお伝え しています。
3か月以上滞在する方は,必ず在留届を提出してください。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/ toko/todoke/zairyu/index.html )
3か月未満の旅行や出張などの際には,「たびレジ」 に登録してください。
(https://www.ezairyu.mofa.go. jp/tabireg/# )
(参考広域情報)
・ラマダン月のテロについての注意喚起(2018年5月7日)
https://www.anzen.mofa.go.jp/ info/pcwideareaspecificinfo_ 2018C069.html#ad-image-0
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