比トヨタ、第1四半期の帰属純利益25億ペソに
2017年5月18日
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大手商業銀行であるメトロポリタンバンク&トラスト(メトロバンク)グループの持株会社GTキャピタル・ホールディングス(GTCAP)がトヨタ車事業を強化してきている。
GTCAPは、トヨタ自動車のフィリピン拠点であるトヨタモーター・フィリピン(TMP、所在地:ラグナ州サンタロサ市)の株式保有比率を51%に高めているほか、有力販社であるトヨタ・マニラベイ社(TMBC)のマジョリティーを保有している。さらに、2014年9月には、トヨタ・ファイナンシャル・サービス・フィリピン(TFSPC)株式40%を取得した。これらのトヨタ関連各社の業績が総じて好調に推移している。その中心であるTMPの2017年第1四半期(1月~3月)の動向は以下のとおり。
GTCAPの第1四半期事業報告書などによると、TMPの今第1四半期の販売台数(小売りベース)は前年同期比33.4%増の3万08,576台と高水準、、総合市場シェア(全輸入車を含む総販売台数ベース)は38.8と断トツ、前年同期の35.3%からのかなりの上昇となった。したがって売上高は前年同期比32.1%増の371億ペソへと大幅増加した。ただ、ペソ安などにともなうコスト増、低採算車種の比率増加などで、、粗利益は同14.4%減の42億ペソ、営業利益は同19.8%減の30億ペソ、帰属純利益は同12.4%減の25億ペソへと各々二桁減少となった。もっとも、利益額は依然高水準である。
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