【フィリピン経済ニュース】3月の貿易額26%急減の114億ドル、新型コロナ響く
2020年5月7日
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フィリピン統計庁(PSA)発表の2020年3月の物資貿易統計速報によると、3月の貿易総額は前年同月比25.7%減の114億4,200万米ドル(速報値)であった。最大貿易相手国上位5カ国・地域は、中国(本土)、日本、米国、香港、シンガポール。
3月の輸出は前年同月比24.9%減の45億3,100万米ドル、輸入は26.2%減の69億1,100万米ドル。その結果、貿易赤字は23億8,000万米ドルとなり、前年同月から赤字が28.6%縮小した。最大貿易赤字相手国は中国で、その赤字額は8億0,800万米ドルとなり赤字全体の33.9%を占めた。一方、最大貿易黒字相手国・地域は香港で、黒字額は5億米ドル。対日貿易収支は1億1,800万米ドルの黒字だった。
2020年第1四半期(1月-3月)の累計貿易額は前年同期比10.4%減の389億8,100万米ドル。そのうち輸出は5.2%減の157億2,000万米ドル、輸入は13.6%減の232億6,100万米ドル。その結果、貿易収支は75億4,100万米ドルの赤字で、前年同期から赤字が27.1%縮小した。
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