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日本、ダバオ市で廃油のバイオディーゼル化支援

2017年8月26日

バイオマス・ジャパン(本社:東京都豊島区)は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「2016年度第1回中小企業海外展開支援事業~普及・実証事業~」に採択され、フィリピンにおける廃食油回収システムの構築及びバイオディーゼルの製造と流通による環境改善に関する普及・実証事業を行っている。その概要は以下のとおり。

 

①共同実施者:篠崎運送倉庫(本社:埼玉県鴻巣市)
②実施期間:2016年11月~2018年9月
③カウンターパート機関:フィリピン・ダバオ市環境天然資源局
④実施場所:フィリピン・ミンダナオ島ダバオ市
⑤目的:
(1) フィリピンダバオ市における廃食油回収システムの構築
(2) 回収した廃食油によるバイオディーゼル燃料(BDF)の製造と流通
(3) 実証、普及活動によるビジネス展開
⑥概要と期待される効果
 ショッピングモールやレストラン、家庭などから排出される廃食油を回収し、それを大気汚染物質の排出が少ないバイオディーゼル燃料(BDF) へと精製し、ジープニー(現地で普及している相乗りバス)と廃棄物回収車の燃料として使用する。
 BDFは軽油と比較して、PM(粒子状物質)の含有量が47% 少く、加えてPM 物質を二次生成するSOx(硫黄酸化物)の排出量も軽油と比較して99.1%少ないク リーン燃料である。ダバオ市内走行する車両にBDF を使用することで大気汚染物質の排出が抑制され、大気汚染の改善が見込める。

 

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