三菱自動車と日産、フィリピンに共同研修センター開設
2018年7月4日
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カスタマーサービスでもシナジーを追及
ルノー・日産自動車・三菱自動車は7月3日、アライアンス内でのカスタマーサービス強化の一環として、共同研修センターをフィリピンに開設したと発表した。
この共同研修センターは、ラグナ州サンタロサ市のミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)工場敷地内に立地する2階建ての施設で、1日に最大200人の研修が可能である。研修の対象はフィリピン日産社およびMMPCのスタッフで、ショールームや修理センターでのカスタマーサービスをより効率的かつ高付加価値にすることを目指す。
センター内には、研修用の疑似ディーラー店舗やサービスカウンターが設置されており、車体修理・塗装、メンテナンス、運搬、車両点検などのサービスの研修も行う。日産・三菱自動車両社の電動化の取り組みを受け、将来的には電動車の修理サービスの研修も行う予定である。
この共同研修センターの設立はルノー・日産・三菱自動車による機能統合の一環である。日産と三菱自動車は、講師の効率的な時間利用や同一施設での研修を通し、コストの削減、両社スタッフのスキルの改善などのシナジー創出を図る。
MMPCの押切 武津洋社長兼CEOは、「この共同研修センターは、ディーラーや修理センターのスタッフの能力をさらに強化し、最新の技術を理解するための場となる。さまざまな日常のサービス業務のシミュレーションをここで行うことにより、業務効率や生産性が向上すると考えている」とコメントしている。
フィリピン日産社のラメシュ・ナラシムハン社長は、「三菱自動車と手を組み新研修センターが設立できたことを嬉しく思う。このセンターは、グローバルなアライアンスの枠組みの中で両社が生み出すシナジーの新しい具体例である。MMPCと協力して、今後も顧客対応スタッフの能力に磨きをかけ、フィリピン国内の顧客に向けてサービス品質を高めていきたい」と述べた(18年7月3日の三菱自動車工業株式会社と日産自動車株式会社のニュースリリースなどより)。
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