フィリピン バス、ジープニー運賃値上げ
2018年10月19日
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ジープニー初乗り10ペソに
陸運フランチャイズ規制委員会(LTFRB)は、最近の石油価格の上昇の中で、10月17日、公共輸送機関であるジープニーの運賃値上げを承認した。
同委員会は今年7月6日に1ペソの仮値上げを認めていたが、これに1ペソ追加し、合計2ペソの運賃引き上げを永続的にする請願を許可した。これにより、ジープニーの初乗り運賃(最初の4km)がこれまでの8ペソから10ペソに、2ペソ引き上げられる。但し、最初の4km以降1km毎に1ペソ値上げという申請は事実と法的根拠に欠けるとして却下された。
運賃値上げ決定は一般紙等で公示されてから15日後に効力を生じるが、同委員会は、「運転手は決定に関する正式書類が発行されるまで、新運賃を適用してはならない」と明確にした。
また、18日には、マニラ首都圏で公共輸送バス運賃の1ペソ値上げも承認された。これにより普通バスの初乗り(最初の5km)運賃が10ペソから11ペソに、冷房バスが12ペソから13ペソにそれぞれ値上げされる。バス運賃の初乗り(5km)から1km毎の追加料金はこれまで通り、普通バスで1.85ペソ、冷房バスで2.20ペソ。一方、地方バスの初乗り運賃は、これまでと変わらず普通バスで9ペソ、但し、5km以降1km毎の追加料金がこれまでの1.40ペソから1.55ペソに0.15ペソ値上げされる。冷房バスにも同じ追加料金が適用される(18年10月17、18日のフィリピン政府通信社発表より)。
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