2024年11月8日
日本人は30%増の32万2千人、シェア6.6%で第3位に
観光省(DOT)の11月1日時点の統計データ(eTravel)よると、2024年10月のフィリピン訪問者数は前年同月比8.4%増の44万1,059人だった。そのうち在外フィリピン人(海外に永住するフィリピンのパスポート保持者)は3万8,042人だった。
国籍別第1位は、依然として韓国人で前年同月比4.7%増の11万9,469人、訪問者全体の27.1%を占めた。2位は米国人で17.8%増の6万9,982人(シェア15.9%)、3位は日本人で14.5%増の2万8,255人(シェア6.4%)、4位はオーストラリア人で13.5%増の2万1,383人、5位は中国人(本土)で15.0%減の2万0,167人、以下、カナダ人、台湾人、シンガポール人、英国人、マレーシア人の順だった。
2024年年初10カ月では、フィリピン訪問者数は前年同期比(以下同様)9.8%増の487万9,022人だった。そのうち在外フィリピン人は7.0%増の39万3,734人(シェア8.1%)だった。
国籍別では、1位は韓国人で11.4%増の131万6,552人(シェア27.0%)、2位米国人は2.9%増の76万4,124人(同15.7%)、3位日本人は30.0%増の32万1,913人(同6.6%)、4位中国人(本土)は25.5%増の28万0,301人(同5.9%)、5位オーストラリア人は0.7%増の20万8,727人(同4.3%)。以下、台湾人、カナダ人、シンガポール人、英国人、マレーシア人と続く。
フラスコ観光相によると、観光省は当初、2024年の海外からの訪問者数に770万人を目標としていると発表した。新型コロナ禍直前の2019年の826万人よりも約56万人少なく、当初は控えめな目標と捉えられていた。しかし、10カ月間の実績から判断すると、当初目標の達成は厳しい状況である。