2025年1月24日
1月20日に日本外務省は、2024年10月1日現在の海外在留邦人数調査統計を公表した。
それによれば、日本の領土外に在留する邦人の総数は129万3,097人で、前年(129万3,565人)とほぼ同数であった。地域別では、「北米」が海外在留邦人全体の37.9%(49万681人)を占め、昭和60年(1985年)以降一貫して首位を維持している。次いで、「アジア」(26.9%、34万7,975人)、「西欧」(16.7%、21万5,632人)の順となっていて、これら3地域で全体の約82%を占めている。
国(地域)別では、「米国」に海外在留邦人全体の32.0%(41万3,380人)、「オーストラリア」に8.1%(10万4,141人)、「中国」に7.5%(9万7,538人)がそれぞれ在留していて、これら3カ国で全体の約48%を占めている。
都市別では、「ロサンゼルス都市圏」に海外在留邦人全体の4.9%(6万3,508人)、「バンコク」に3.9%(5万146人)、「ニューヨーク都市圏」に2.9%(3万7,345人)、「上海」に2.7%(3万4,681人)、「シンガポール」に2.5%(3万2,565人)がそれぞれ在留していて、これら5都市(圏)で全体の約17%を占めている。
フィリピンの在留邦人数は前年同日比2.6%減の1万2,648人で、世界で17位(前年同日も17位)、アジアでは9位(前年同日も9位)。フィリピンより多い国・地域は、中国の9万7,538人(前年同日比4.2%減)、タイの7万0,421人、韓国の4万3,064人、シンガポールの3万2,565人、台湾の2万1,696人、マレーシアの2万0,025人、ベトナムの1万7,410人、インドネシアの1万4,934人。