比ヤクルト販売好調、4年連続の二桁増ペース
2017年11月18日
ヤクルトグループは、現在約40の国と地域で乳酸菌飲料を販売している。フィリピンでは、ヤクルト本社が40%出資するフィリピンヤクルト(持分法適用会社、所在地:首都圏マニラ市)が、1978年10月から販売を行っている。すなわち、来年に発売40周年を迎えるのである。海外発売時期としては、1964年の台湾、1968年のブラジル、1969年の香港、1971年の韓国とタイに次ぐ歴史を有している。現在は、「ヤクルト」と「ヤクルトライト」を製造販売している。
フィリピンヤクルトの資本金は18億ペソ、2016年末の従業員数は1,298人、ヤクルトレディは3,110人、取引店は15万1,721店に達している。工場はラグナ州カランバ市に立地している。そして、日本と同基準の厳しい品質管理で製造された「ヤクルト」を1本8ペソ(約18円)いう低価格で提供してきている。したがって、「ヤクルト」は、安価な栄養食品となっており、庶民の強い味方として知名度も高くなっている。
2017年9カ月間(1月~9月)のフィリピンヤクルトの一日当り販売数量は前年比11.5%増の271万9千本に達した。この販売数量は、海外市場では中国の740万本、インドネシアの527万4千本、韓国の369万9千本、メキシコの374万4千本に次ぐ世界第5位で、タイの210万3千本を上回っている。
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