フィリピンの経済ニュース

米国フォーブス誌が、10月12日、「世界最高の雇用主」ランキング2021年版を発表した。このランキングは市場調査企業スタティスタと共同で毎年作成しており、今年で5回目の発表となる。

スタティスタはランキング作成に当たり、複数の国・地域で事業を展開する企業に努める58カ国15万人以上のフルタイム・パートタイム従業員を対象にアンケート調査を実施。回答者は自分の雇用主を家族や友人にどの程度勧められるかや、自社の新型コロナウイルス対策、イメージや経済的影響、人材開発、男女平等、社会的責任について評価した。すなわち、働き甲斐のある企業ランキングともいえる。最終的にランキング入りしたのは750社となった。

2021年ランキング1位は、昨年に続き韓国のサムスン電子。2位はIBM、3位マイクロソフト、4位アマゾン、5位アップル、6位アルファベット、7位デルと続く。2位から7位までは全て米国企業。8位は中国のファーウェイ(華為技術)、9位は米国のアドベ、10位はドイツのBMWであった。日本企業で最高は33位の本田技研工業であった。

フィリピン企業は3社がランクインした。ファーストフード・チェーン最大手のジョリビー フーズ(証券コード：JFC)が256位に、アヤラ財閥個旗艦企業であるアヤラコーポレーション(アヤラコープ、証券コード：AC)が487位に、アボイティス財閥の旗艦企業であるアボイティス エクイティー ベンチャー(証券コード：AEV)が665位にランクされた。