2020年5月1日
三菱UFJ銀行(MUFGB)が20%出資する有力拡大商業銀行であ
それによると、2020年第1四半期の総収入は前年同期比(以下同様)75%増の132億ペソに達した。純金利収入が41%増の81億ペソと好調、純金利マージンも4.68%へと129ベーシスポイント上昇した。非金利収入も184%増の51億ペソへと大幅増加した。特に、証券売買益が420%増の35億ペソへと急増した。営業費用は、ビジネス拡大に伴う人件費やコストで28%増加したが大幅増収効果などにより、純利益は21%増の29億ペソへと二桁増加した。株主資本利益率(ROE)は9.8%(前年同期8.6%)、総資産利益率(ROA)は1.47%(同1.24%)とそれぞれ上昇した。
2016年4月のMUFGBの20%出資により収益基盤が一段と
2020年3月末の総資産は3%増の7,830億ペソ。株主資本は7%増の1,190億ペソに
総不良債権(NPL)比率は1.59%と低水準、フィリピン銀行業界の1.79%(2020年2月現在-中央銀行データ)を下回っている。NPL貸倒れ引当率は128%と高水準を維持した。
セキュリティバンクは3月31日、現金配当を普通株1株当たり1.50ペソ(通常配当1.00ペソ、特別配当0.50ペソ)、配当日は4月30日と発表した。
3月17日から実施された政府の「強化されたコミュニティー隔離」(ECQ)のもと、セキュリティバンクは行員、顧客、株主の利益を確保するための様々なイニシアチブを講じてきた。行員に対しては、健康防護対策、延長給付、後方支援を提供。顧客に対しては、特定の手数料の廃止、融資返済の期限猶予、オンライン・コールセンター・支店経由での顧客支援等を実施。地域社会に対しては、医療及び教育面での支援を提供した。