4月の財政収支、528億ペソの大幅黒字に
2017年5月29日
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フィリピン財務省の発表した速報値によると、2017年4月の財政収支は528億ペソの黒字となった。4月は所得税確定申告・納税月であり、通常は月間収支が黒字となる。ちなみに、2016年4月も550億ペソの黒字であった。
4月の歳入は前年同月比4%減の2,359億ペソ。内訳は、内国歳入庁(BIR)の収入が6%増の1,877億ペソ、関税局(BOC)は5%減の311億ペソ。非税収の財務局(BTr)は75%減の71億ペソ、その他歳入(民営化など)は29%増の89億ペソ。一方、4月の歳出は4%減の1,831億ペソで、そのうち利払い額は9%減の135億ペソで、歳出全体の7%を占めた。
これらの結果、2017年4カ月間(1月~4月)の累積赤字は前年同期比47%減の302億ペソに縮小した。4カ月間の歳入累計は同6%増の7,683億ペソ。一方、歳出累計は2%増の7,984億ペソ、そのうち利払い額は5%減の1,113億ペソ、歳出全体の14%を占めた。
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