2019年9月19日
8カ月間で11%増の36万4千人、ASEAN2位に
中国は前月に続き、単月として100万人を突破。また、欧米豪市場では、前年同月比で二桁の伸びを記録するなど、引き続き堅調に推移したが、訪日外客数が多い韓国市場の減速が、全体の成長に影響した。
市場別では、スペインで単月として過去最高を記録したほか、15市場(中国、台湾、タイ、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア)で8月として過去最高を記録した。
8月の上位5市場は、1.中国(前年同月比16.3%増の100万0,600人)、2.台湾(6.5%増の42万0,300人)、3.韓国(48.0%減の30万8,700人)、4.香港(4.0%減の19万0,300人)、5.米国(14.3%増の11万7,800人)。
フィリピンは前年同月比27.5%増の3万1,500人で、8月として過去最高を記録。昨年12月のマニラ‐新千歳線、今年2月のマニラ‐羽田線、7月のマニラ‐関西線、8月のクラーク‐成田線の新規就航等による航線空座席供給量の増加に加え、旅行博への出展もあり、訪日者数は好調に推移した。
2019年年初8カ月間(1月~8月)の累計では、前年同期比3.9%増の2,214万4,900人。上位5市場は、1.中国(13.6%増の658万3,600人)、2.韓国(9.3%減の473万3,100人)、3.台湾(0.0%減の336万0,300人)、4.香港(2.0%減の150万5,000人)、5.米国(12.3%増の114万9,800人)。
フィリピンは前年同期比10.7%増の36万4,400人で、ASEAN諸国では、タイ(80万6,400人)に次ぐ。
JNTOでは観光振興に向けたウェブサイトでの情報発信のほか、市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションに取り組んでいく(19年9月18日の日本政府観光局発表より)。