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1月のフィリピン財政収支、黒字が4.6倍の102億ペソに

2018年3月26日

3月23日発表のフィリピン財務局速報値によると、2018年1月の財政収支は102億ペソの黒字となり、前年同月から黒字が4.6倍に拡大した。黒字急拡大は、税制改革による税収増効果と言える。

 1月の歳入は前年同月比19%増の2,389億ペソ。内訳は、内国歳入庁(BIR)の収入が19%増の1,756億ペソ、関税局(BOC)は14%増の408億ペソ。非税収の財務局(BTr)は1%増の81億ペソであった。一方、1月の歳出は15%増の2,287億ペソで、そのうち利払い額は3%増の435億ペソで、歳出全体の19%を占めた。

 歳出から利払い費を除外して算出されるプライマリーバランス(基礎収支)に関しては、1月は537億ペソの黒字で前年同月(446億ペソの黒字)を20%上回った(18年3月23日のフィリピン財務省発表より)。

財政収支動向(単位:億ペソ)

期間 1月
17年 18年 伸び率(%)
歳入 2,003 2,389 19
 税収 1,847 2,178 18
   内国歳入庁(BIR) 1,474 1,756 19
   関税局(BOC) 359 408 14
   その他 13 13 -1
 非税収 157 211 35
   財務局(BTr) 80 81 1
   その他 76 131 71
 
歳出 1,981 2,287 15
  利払い 424 435 3
   その他 1,557 1,852 19
 
財政収支 22 102 359
プライマリーバランス 446 537 20
 

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三菱商事は、フィリピンを代表するアヤラ財閥の旗艦企業であるアヤラコープの主要株主(2017年12月末の普通株式保有比率10.15%)であり、アヤラコープ取締役(定員7名)のうち1名を占めている。

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まもなく第11次外資投資ネガティブリスト(外資や外国人のフィリピン参入禁止・制限規定)が発表されるとの観測が高まっている。新ネガティブリストで特に注目されているものの一つが、小売事業への外資参入規制の追加緩和である。

フィリピン統計庁(PSA)速報値によると、2018年1月の貿易総額は前年同月比7.0%増の137億5,400万米ドルであった。1月の最大貿易相手国は中国(22億0,200万米ドル)。以下、2位日本(17億3,600万米ドル)、3位米国(14億4,700万米ドル)、4位韓国(11億1,800万米ドル)、5位香港(9億4,300万米ドル)の順。

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