2019年3月13日
三菱電機は、経済成長著しいフィリピンにおけるFA(ファクトリーオートメーション)システム事業強化の一環として、子会社であるセツヨーアステックと、FA機器の現地販売代理店Integrated Factory Automation Inc.(IFA社)との3社の共同出資により、MELCO Factory Automation Philippines Inc.(メルコ・ファクトリーオートメーション・フィリピン)を設立する。IFA社の販売代理店事業を統合し、2019年6月から新たな体制で、FA製品の販売・サービスを開始する。これにより、2025年度にフィリピンでのFAシステム事業の売上高30億円を目指す。
<新会社設立の狙い>
フィリピンにおけるFA市場は、電機・電子・食品産業を中心に堅調に推移しており、積極的な社会インフラ投資により、今後もさらなる成長が見込まれている。
これまで三菱電機は、IFA社などの現地販売代理店を通じて電機・電子・食品を中心とした製造業にFA製品の販売・サービスを行ってきた。今般、新会社を設立し、自動化・IoT化ニーズに対応したソリューション提案やグローバルに連携したサービスを強化することで、フィリピンでの顧客満足度向上とFAシステム事業の強化を図る。
<メルコ・ファクトリーオートメーション・フィリピン(新会社)の概要>
・英文社名: MELCO Factory Automation Philippines Inc.
・代表者 Albert Wang氏
・所在地:フィリピン マニラ市(本社)
・出資比率:三菱電機40%、セツヨーアステック20%、IFA社40%
資本金:1億2,600万ペソ
・設立:2019年5月予定
・営業開始日:2019年6月予定
・業員数:約60名
・事業内容:フィリピン国内におけるFA機器・放電加工機・板金レーザ加工機の販売・サービスおよびCNCのサービス
<セツヨ―アステック社概要>
・社名: 株式会社セツヨーアステック
・代表者:稲葉 元和氏
・所在地:大阪府大阪市北区(本社)
・資本金:9,000万円
・設立:1964年12月3日
・従業員数:約140名
・事業内容:アジアを中心としたFA関連機器、高低圧受配電制御機器、映像・情報機器、半導体・電子デバイス製品、電子部品、各種産業資材の販売および調達。フィリピンをはじめとした当社FA製品の輸出業務および現地代理店支援
(19年3月12日の三菱電機株式会社ニュースリリースなどより)。