2018年7月9日
フィリピン航空(PAL)は今年2月、英国SKYTRAX(スカイトラックス)社が運営するワールド・エアライン・レーティングにおいて、4つ星(4スター)航空会社として認定された。現在、スカイトラックスの4つ星航空会社として約40社が認定されているが、フィリピンの航空会社の4つ星認定は、PALのみである。
スカイトラックスによる航空会社審査は、国際線、国内線の機内、地上でのサービスなどが厳格に監査される。PALは、特に顧客サービスにおいて、「Buong Pusong Alaga(誠心誠意のおもてなし)」が評価されたとしている。今後、新鋭機エアバスA350やA321ネオ導入、ボーイング777-300ERの追加取得などで更なる運航路線拡充、サービス向上が期待されている。そしてPALは、すでに5つ星の獲得を目指している。
PALは運航路線拡充の一環として、既に、北極圏航路利用のマニラ⇔ニューヨーク(JFケネディー空港)直行便、マニラ⇔ムンバイ、マニラ⇔ニューデリー、マニラ⇔札幌の各々直行便を就航する計画などを発表している。
そして、このほど、マニラ⇔札幌線(新千歳空港)直行便を9月10日に運航開始すると表明した。同線の運航は週3便(月、水、金)、使用機材は166席(ビジネスクラス12席、エコノミー154席)のA321ネオと予定されている。初のマニラ⇔札幌直行便となる。
なお、PALは日本線に関しては、現在定期便として、福岡、大阪、名古屋、成田、羽田線を運行している。沖縄にもチャーター便が飛行している。札幌線就航で、日本戦線が一段と充実、2019年の日本線の乗客数は50万人を上回ることになりそうである。