【フィリピン経済ニュース】23年第2四半期のGDP統計、8月10日に発表へ
2023年7月26日
NEDA、今年の成長率目標(6~7%)達成可能と表明
フィリピン統計庁(PSA)は、8月10日(木)、2023年第2四半期(4月~6月)および上半期(1月~6月)の)国内総生産(GDP)など国民勘定統計を発表する。アルセニオ・バリサカン国家経済開発庁(NEDA)長官などが解説するものと見られる。
バリサカン長官は、7月25日に国際会議場で行われたポストSONAのパネルディスカッションにおいて、2023年のGDP成長率は第2四半期にやや鈍化したと推定されるが、年間では政府目標(6~7%)の下限は達成されるであろう」とコメントした。
バリサカン長官は、「2023年第2四半期のGDP成長率は、2022年年間の7.6%、2023年第1四半期の6.4%からは鈍化したであろうが、個人消費と投資によって支えられ底堅く推移したと見られる。年間目標の下限である6%を達成するには、第2四半期以降の9カ月間で5.9%成長が必要である。輸出減速懸念はあるが、インフレ緩和に支えられ目標達成可能性が高い」と述べた。
なお、開発予算調整委員会(DBCC)は、6月9日、最近の内外情勢を分析するとともに、2028年までの政府の中期マクロ経済に関する前提や財政計画、成長目標の見直しを行った。この見直しにおいて、2023年のGDP実質成長率目標(予想)に関しては、それまでの目標6.0%~7.0%が据え置かれた。2024年から28年に関しても、これまでの6.5%~8.0%という目標が継続されることとなった。
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